BUBCASSE

Negative legacy of the bubble economy.

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2006/

3

1

Wed

SONY CFD-700

兄貴分モデル900より洗練された完成形バブルラジカセ

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バブカセ的追記コラム 2011「ifのある未来」

時折「あの出来事がなければ、今ごろ自分はどうなっていただろう」と、埒もない事を考えることがある。
あるいは「ああしていれば…」などと、女々しい事を考えることもある。
 
「後悔」という感情は多くの人間がもつ至極当然のものだが、バブル景気に対し、それを前向きに、コミカルに表現したのが阿部寛の主演の『バブルへGO!』という映画だったように思う。
 
歴史にifはない、などというのはどこの想像無能力者が考え出した言葉か知らないが、筆者が「歴史のif」という言葉を耳にすると、決まって架空戦記小説よりも先に「東ドイツ」という国のことを思い起こしてしまう。
 
ひとつの民族をふたつに隔てる分断国家の悲劇は、同時に民族にとってのifでもあるだろう。日本がバブル景気に浮かれる只中、遙かヨーロッパでは多くの共産主義国で体制が崩壊したが、その「お悔やみ」リストの中に東ドイツ――ドイツ民主共和国はあった。社会主義の優等生と呼ばれながら、ベルリンの壁崩壊により呆気なく滅亡したこの国に、筆者はif(可能性と言い換えてもよい)を感じる。
 
現在、かつての東独支配地域の住民の中には、オスタルギーという感情を持つ者がいるという。東独時代の文化に対する郷愁だそうだが、先述の『バブルへGO!』もこのオスタルギーも、発想は同根ではなかろうか。
 
現在の視点から見れば、地価であろうと何であろうと実体なく際限なく上がり続けるものなどありはしないし、監視と密告のはびこる閉塞した社会が未来永劫つづくわけがない。しかし、人々は見たいのである。
 
「あれ」が起こらなかった未来を。歴史にifはない、と学者は言う。学問の世界においてそれは正しい。だが、そんな学者の頑迷固陋にシニカルな態度で挑んだのが『バブルへGO!』であり、東独の国民車「トラバント」のニューモデルを作ろうとしている愉快なドイツ人なのだろうと、筆者は考える。

このページは、久川がかつて2006年に立ち上げてクローズした趣味サイト『バブラジリア』のリサイクルページです。画質が粗いのは、何台か除籍(スクラップ)にしてしまい、再撮が効かないからです。

CFD-700

ハッキリ言いますと、900 よりこっちのほうが遙かに使い勝手がいい。
十何年使ってきた俺が言うんだから間違いない。PC 用スピーカーとして使う上で重要な CD~LINE~RADIO 間の切り替えがツマミでカチカチカチっとできる上、音質調整のグライコも 900 のような液晶表示ではなくグィ~っと指でいじいじできるので、即応性という点においては無敵です。
 

CFD-700

ツマミはいいよな。うん。うん(by 志村けん)

個人的に思い入れのあるマシンです

900 と共通してややこしいのは、主電源スイッチと待機スイッチとが近い位置に付いてる(ていうか何で二つ付いてんねん)ので、軽々しくスイッチを落とすと時計設定ごとフッ飛ぶし、電波時計なんか付いてる時代のものではないので、ディフォルトが待機スイッチ一本槍のパナ派の人なんか、ちょっとムキーッとなるかも知れません。時計の設定はカンタンなんですけどね。
 

CFD-700

ちょっとだけ地球を気づかってます

おふくろのテレビ用~2014年、除籍

今はウチのおふくろが使ってます。
あのおばちゃん、テレビのイヤホンジャック壊しやがって、長いことテレビから音が出なかったのですが、これまたハードオフで拾ってきたスピーカーをつないで復活させて。
ところが風呂場の電気を消すたび家中にバリ音が響くので、あまりにもうるさいということで、こいつの登場と相成ったわけであります。「これならコブクロも聴けるしイイわあ」とか言ってました。
なんで五十のおばちゃんがコブクロ聴いてんねん。
火曜サスペンスをバブカセで聞くことより、そっちのほうにイラっとした俺。
 

CFD-700

ほっこりするインターフェイス

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バブカセ特集トップハードオフで買う~基礎知識編

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Author ウェブデザイナー久川智夫

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