松本人志の放送室 2005年 春

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カプリチョーザ杯2

2005年01月06日放送

第百七十一回目は、若手芸人を突いてのカプリチョーザ・カップ第二弾。前回の優勝者千原のお兄ちゃんを振り返り、一発目はジャリズム渡辺氏にはテーマを「国名」。「かめへんガーナ」など14ヶ国を繋ぎ、福山モノマネでおなじみ大山氏は「くだもの」。宮川氏にぶつけた「動物」はカピバラエースの健闘むなしくダダ滑り。ライセンス藤原氏は「色」、そしてFUJIWARA藤本氏テーマの「花」は、「チューを女の子のリップにしてパンジーずらしたい」で、見事お食事券を勝ち取った。企画の面白さに、「年末までに四巨頭を揃えて頂上決戦をする」との宣言で終わる。

お気に入りトーク「浜田派」

松本「これ、ライセンス藤原」

高須「どうですかコレ、藤原」

松本「これライセンス――
唯一、最近の若手では珍しく、あの、浜田の息の掛かった」

高須「珍しいねぇー……」

松本「そうですね」

高須「"浜田の息の掛かった"言うのは
あんまり売れてけえへんねんけど」

松本「そうですね。――僕に言わせたら
"浜田に息かけられてどうすんねん"
みたいなところもあるんですけど」

高須「あっはっはっ !!」

松本「"よけんかい!"――みたいなトコは……」

高須「はっはっはっ……」

松本"よけろよけろ !! "――みたいなトコはあるんですが……」

お気に入りトーク「カプリチョーザ杯の醍醐味」

高須「なんかコレ、誰でもできるから面白いんやろね」

松本「"大山ができる"ってことはもう
"四歳児でもできる"ってことやからね」

高須「はっはっはっ !! ――大山は何歳児や!」

松本「ふふふ……」

音楽:愚か者よ/萩原健一

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風俗

2005年01月13日放送

第百七十二回目は、DVDにまつわるおカネの話からスタート。吉本の投資には、「ディズニーランドに対抗して吉本ランドを作れ、チャーリーマウンテンに島木デッドマンションだ」と松ちゃん。その他、二人の今年の目標が語られた。「失敗を恐れない」と高須ちゃん、松ちゃんは「若手に厳しく」と、DX登場時の陣内智則氏のトークに非をならした。続いては、安くて美味い「世界のやまちゃん」について。CMを明けては、高須ちゃんと風俗に関してのトーク。恋愛の果てのセックスと風俗との対比、「面倒くさい、でもこの歳で風俗好きをアピールするのは臭い」と悟る松ちゃんだった。ラストは、自信の滲み出る顔、それがモテに繋がる、「いくつになっても格好良くあれ」とまとめた。

お気に入りトーク「手羽先を食すということは…」

松本「庶民の味方やなあ!
"世界のやまちゃん"みたいなモンはなー!」

高須「そうなのかねえ。――安いらしいねえ、なんかねえ」

松本「まあ……五本で三百ナンボやもんねえ。
三百――八十円とかそんなやからねえ」

高須「……でも明らかに、ちっちゃな鳥
死んどるワケやからね……」

松本「んふふふふ……訴えられろ !!」

高須「うん……二匹半死んどるワケやからね」

松本「ははははは……」

高須「ちっちゃな、ちっちゃな鳥が……」

お気に入りトーク「大阪時代の楽しみ」

高須「昔はさあ俺……王将行って。餃子のタダ券もらって」

松本「はい」

高須「これでまあ、餃子は一人前喰えると」

松本「はいはいはい」

高須「これでラーメンとライスもろたら
コレでもう……"なんやコレぇ !! "」

松本「"なんやコレ"や、ホンマに」

高須「なあ!言うてたなあ……」

松本「そう……それでもう、チンコちょっとこすって
気持ちよかったらもう、なんにも――」

高須一日、幸せやったもん !!

松本「ははははは !!」

高須「一日、幸せでしゃあなかったもん !!」

松本「ねえ!それはもう……」

高須「この世が天国やったなあ !!」

松本「天国やったなあ……!」

高須「ホンマに!ホンマにせやわ !!」

音楽:なぜか上海/井上陽水

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いぼぢ

2005年01月20日放送

第百七十三回目は、杉田かおる氏の結婚に絡めて、「高須ちゃん落ち込むな!」というスタートして、浜田・遠藤夫妻のピピ島上陸の危機。津波が襲うほんのわずか後に予約を入れていた浜ちゃんのギリギリ九死に一生と、災害に対して世界一の脆弱な都市が東京という話題。続いて松本軍団のグアム旅行。松ちゃんはいぼぢと風邪に倒れ、キムは胃が張って、トノサマガエル状態になったという。現地のショッピングセンターでの山ちゃんの奇行や、今ちゃんのお買い物なども披露された。その一方で、高須ちゃんは尼崎に帰郷。おなじみ藤井氏との合流は果たせなかったという。CMを明けては、年末年始に掛けて特番へのコメント。ガキの罰ゲームや、ドリームマッチ、すべらない話、松本邸でのM-1批評会、ウッちゃんのご挨拶など。ラストは本厄と後厄、「声を荒げずに怒る」という話、高須ちゃんの観た裕次郎ドラマ「弟」へのコメント。宝酒造(たからしゅぞう)は言いにくい !! ――でエンディングへ。

お気に入りトーク「東京は災害に弱い」

高須「でも何か、あのー、ニュースでまたやってましたけども。
あのー、世界で一番あぶない所は、横浜?――らしいですよ」

松本「それぐらい――」

高須「危険度710ポイント!……ポインツ!」

松本「ポインツ稼いだの?」

高須「うん!」

松本「どゆことソレは」

高須「いや、だから、津波・台風――
なんかいろんな事に……災害が多いのは、東京やねん。
世界ナンバー・ワンやねん!」

松本「どっち ?! 横浜なのか……東京なのか……」

高須東京・横浜やねん!」

松本「んははははっ !!」

高須横浜・東京やねん!」

お気に入りトーク「世界規模で弱い」

高須「サンフランシスコなんかは100ポインツとかやねん!」

松本「んー……それでもまあ
7倍ぐらいのことやから、よう分かれへんわ……」

高須「――ただ!
100ポインツでも、三位とか二位やねんで ?!」

松本「ああ……ダントツ――じゃあ」

高須「物凄い開いてんねん!世界で一番あぶない !!」

松本ルビーの指輪や!
――ダントツ一位やんか !!」

高須「……分かりづらいなあ……」

松本「はっはっはっはっはっ !!
――ルビーの指輪や !!」

高須「ええわ、ええわ。
松本式で言うと、ルビーの指輪にしとったろ!」

音楽:ウエディング・ベル/シュガー

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ローマ法王

2005年01月27日放送

第百七十四回目は、昨年のエセお笑いブームを指して「今年は実力主義でいこうぜ」という話題から。誉められてパワーアップしてゆく芸人や、高須ちゃんが大阪から輸入したい地域限定タレントについて。続いて、高須ちゃんの出会った若い投資家さんが描く夢と、世界最高の着ボイスとは何か、「自分の頭の中でで規制せずに考えよう」、「ローマ法王までいけば逆にタダになる」という発想の飛躍の大切さを説いた。そして、青色発光ダイオードの訴訟に関しては松ちゃん「200億やれ、日本の技術者が赤信号」という憤り。CMを明けては、テーマを戻して投資家さんとのエピソード。「マイケル・ジャクソンに会いたいといっても、会ったらからって何話す?」ということ。「やっぱり会いたかないわ」と高須ちゃん。続いて、会いたい歴史上の人物。とってもクサイであろう昔の偉人と、有名なホトトギスの句など。ラストはチャームポイントについて。意外良いという松ちゃんのスタイル、思春期に高須ちゃんが困った、本屋での出来事などでエンディングへ。

お気に入りトーク「法王のお言葉」

松本「何を入れんのよ、着ボイスにローマ法王が」

高須「声よ!」

松本「どんな声よ?」

高須「分かれへん……
まっ、一発ギャグはないと思うけど
ローマ法王の――なんか、言葉ちゃう?」

松本"ロ〜マ〜!"みたいなことか?」

高須「はっはっはっ!」

松本"ロロロ・ロ〜マ〜!"

高須"ロロロ・ロ〜マ〜!"

松本「はっはっはっはっ !!」

高須「……そらもう、ギャグやがな!
鳴ったら"ロロロ・ロ〜マ〜!"」

松本「はっはっはっはっはっ !!」

お気に入りトーク「高須ちゃんの驚き」

高須「その社長も何かこう、ミック・ジャガーとかと何か……」

松本「交流があるの?」

高須「うん、家泊まったりとか何かって、言ってたよ。
向こうの家泊まったりとか――」

松本「えええ……」

高須「そんな事を言うててん。
そら、会社――投資してる会社が音楽関係の事してて
んで、すごい仲良くて――って話しててんな」

松本「おお」

高須「――けど、その時もう俺は
えっええええええっ ?! ロロロ・ロ〜マ〜!

松本「んはははははっ !!」

高須「――っていう気持ちやったワケですよ、僕はもう!」

松本「はっはっはっはっはっ !!」

音楽:探偵物語/薬師丸ひろこ

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東野(とうの)

2005年02月03日放送

第百七十五回目は、世にはびこる理不尽な出来事について。桶川ストーカー殺人事件にまつわる警察・司法の「ムチャクチャ」、米高官のスマトラ沖地震へのコメントなどに憤った。続いて、高須ちゃんと笑福亭鶴瓶氏との会談。鶴瓶さん曰く、「テレビ芸が最高」ということらしい。中盤は山ちゃんのワガママと変なテンション。「二秒で殺せるから好きにさせている」松ちゃんの対・山崎観と、キム激怒寸前の危機。CMを明けては、最近の映画批評。意外と良かったエイリアンvsプレデターと、高須ちゃんのパッチギ絶賛、そして欽ちゃんのお気に入り東野(とうの)の話題。人を愛さないヒガシノリの奇行から、かつてのYOU氏や篠原涼子氏の「ごっつメンバー」の今と、彼らの芸能界でのポジション。そしてラストは、誰でもない浜ちゃんのグラサンについて。

音楽:迷い道/渡辺真知子

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クィーンベッド

2005年02月11日放送

第百七十六回目は、トータス松本より伝聞の「ジョンレノンのワガママ」からスタート。「ワガママでモノを作る人間はワガママになれ」という教訓。日本語の不足からくる「それはワガママではない」と松ちゃん。他にも「おもろい映画は"おもろい"ではない。"感動した"では硬い」、そして、かつても指摘した「布団とベッドの中間は何ぞや」という謎から、松ちゃん愛用の西川「点で支える」布団と、高須ちゃんのクィーンベッド対決。「気に入った物は買わんと損だ」と松ちゃん閃きの一回だった。CMを明けては、林会長の逝去とからめて、松ちゃんと吉本幹部の思い出。会長生前のアルカポネの写真を通じて、在りし日の故人を振り返った。続いては、なぜか出ない携帯電話の話題。居留守を使われての「傷付くわぁー」、美味しいお店については松ちゃんオススメのトンカツ屋と、すがきやラーメンの東京上陸、ラストは高須ちゃん怒りの「変な形のトイレットペーパー」と、松ちゃん怒りの「ACアダプターの不便」について。

お気に入りトーク「"羽根"の意味」

松本「ただ、ひとつね」

高須「うん」

松本「これはもうマジの話として」

高須「うん、うん」

松本「羽毛布団との間に毛布入れるのはもう
ナンセンスもけたたましいですよ」

高須「――けたたましい ?!」

松本「けたたましいですよ、それは。
――"羽毛"っていうのは、身体にできるだけ近付くことによって
暖かさを発揮するワケですよ」

高須「うん」

松本「その間に、毛布なんて入れてしまうと
これは羽毛の意味まったく無いですからね。
だから、本来は羽毛布団を掛けて
その上に毛布を掛けないと。欲しいのなら」

高須「あっ、言いますねえ。そやってねえ」

松本「絶対そうですよ」

高須「うん、そう言います言います。確かに」

松本「だって、そういうことですもん。
"ハネ"っていうのはそういうことですよ。
――"ハネ"っていうのは
"身体の体温を吸収して暖める"って意味やからね」

高須「……ははは、全然違うわ……!」

松本「ははは……」

高須「"ハネ"引いたらそんな言葉出てけえへんわ!」

松本「はっはっはっ!」

高須「広辞苑で引いても!そんな行、一行もないわ !! そんなもん !!」

松本"身体の熱を吸収し、倍に返す物品を指す"

高須「ははは……"ハネ"!
"ハネ"でそんな意味絶対あれへん!」

松本「……"物品"て……」

高須「はっはっはっ !!」

お気に入りトーク「クィーンベッドで寝るということ」

松本「それより僕は、そんなことどうでもいいですわ」

高須「ん?」

松本「――"クィーン作家!登場"。第1話」

高須「はははははっ !!」

松本「……これは数字とらんで !!

高須「はっはっはっはっはっ !!
――"クィーン作家登場"一話で
どうやって引っ張んねん !!」

お気に入りトーク「高須のウソ」

高須「――いや、だから。
自分も頑張ったんやから、頑張った分は
やっぱり……自分に誉めたらんと
――これ、ちょっとは」

松本「……んん?」

高須「うん……」

松本「……」

高須「……。
――ん?これアカンなあ」

松本「……ははは……」

高須俺……狙われたなあ

松本「はっはっはっ……」

お気に入りトーク「天地真理の地雷」

松本「それででも早起きして、なんか寝不足で、その後の仕事が
グズグズんなるのが、俺は一番良くないんちゃうかなあ……」

高須「帰って寝たらええがな、その間」

松本「そんな器用な……
――そんな天地真理みたいなことでけへんやんか」

高須「天地真理……」

松本「――知らんで?
天地真理がそうしてたんかは全っ然!」

高須「ははは……なんで天地真理いうたん?そしたら」

松本「――なんか、そんなカンジやんか。
昔のアイドルみたいなカンジやんか」

高須「そんなことない、そんなことない、大丈夫大丈夫。
……天地真理おこってくるわ」

松本「ははは……
天地真理そんなことぐらいでは怒れへんわ」

高須「……怒るよお」

松本「はっはっはっ……」

高須「わかれへんで?――俺は知らんで?
なんや、昔の天地真理やったら怒りそうな気ィするやんか」

松本「そんなぐらいのことで
"怒るわ"って思われてることに対して怒るわ、天地真理は」

高須「――そんなことは怒れへんよ、天地真理は

松本「はっはっはっ !!」

音楽:結婚するって本当ですか/ダ・カーポ

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取扱説明書

2005年02月17日放送

第百七十七回目は、パッチギ絶賛の松ちゃんと、なぎら健壱トークショーの気まずさからスタートと、続いてテーマは変わって、腹立つ黒物家電。ポータブルプレイヤーのトラック分けができない松ちゃんの怒りから、アキのデジカメ、多彩な録画モードの不思議など、世にはびこる取説の不備を二人で突いた。流れて、「三十年前の人々が現代に来たら何を一番驚くか」ということと、脇見渋滞にみる世の中の下品な心理など。CMを明けては、携帯のない時代のすれ違い、ある日の山ちゃんのハイテンションの理由、そして堀江社長の目論見は何たるか。後半は、全盛期を知るショーケンの落ちぶれ方のショックと、生前の松田優作とショーケンのライバル関係など、雑学上田氏の伝聞が語られ、中村氏次男の問題から、破天荒な原因の絶滅。ヘイポーの「ごちそうさま」でエンディングへ。

お気に入りトーク「オカンの説教」

松本「いや、そんなん言うたら、あのー……俺ね?
高校卒業間近のときにオカンに言うたよ。
"アンタ、就職どうすんのん?"
"俺もうせんとこ思もてんねん"言うて。
"もうバイトでええやん"と。
"バイトのほうが結局、一ヶ月稼げるで"って言うたら
――"アホかアンタはーっ !! "言うて」

高須「"そんなんありえへん"と」

松本「"ありえへんわ、アンターっ !! "言うて……」

高須「言うた言うた言うた」

松本「"もう、そんな事お父ちゃんに言うたらもう……"
アンタもう……アレやでえーっ !!

高須「――だから何やねん、オカン!」

松本「はっはっはっ……」

高須「ははは……オカン、そこや!
パシっと言うたりいや、そこ決めなあかんトコ !!」

松本「"あんたまたアレやでーっ!"言うて……
言われたモンですよ」

高須「言われたモンやもんなあ……」

お気に入りトーク「ああいう人たちのことを」

松本「フリーターのもっと上がある……名前、何やったかなあ」

高須「なんか言うね」

松本「なんかエエような……」

高須「エエような言い方しとる!」

松本「なんか……"スーザン"みたいな、ねえ?」

高須「……そんなん知らんけど」

松本「なんか、その……」

高須「"スーザン" ?!」

松本「"スーザン"みたいな……
あのー、外人、金髪女性みたいな、なんやアレ……」

長谷川ディレクター(場外からカンペ)

高須「ニート、ニート!」

松本「そう、ニート……」

高須「――"スーザン" ?!」

松本「あっはっはっはっ !!」

お気に入りトーク「オカンの説教(2)」

高須「アレもそうちゃうか?――水とかお茶の種類も」

松本「ああ、そやなあ……」

高須「"水とお茶買う"ってなことをさあ……
ウチのその当時に戻ってオカンに言うたら
ウチのオカンはもう、ものすごい
"アホかアンタは !! "そんなもん、アレやでーっ !!

松本「ははははは……」

音楽:イムジン河/ザ・フォーク・クルセダーズ

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親バカ

2005年02月24日放送

第百七十八回目は、運の話題からスタート。「このゴミ投げてゴミ箱に入らなかったら俺は売れへん !!」という運試しと、高須ちゃんの厄払い再び。話題は変わって板尾氏の不思議。ミステリアスな行動が多々紹介され、続いてテーマは親バカについて。おりも政夫氏の愛する「たっくん」、新喜劇・大山氏の子供など、「親バカはおもしろい」ということと、逆に、自分の家風を自慢するオカンのエエカッコしいな面を笑う。CMを明けては、親と一緒の買い物という恥ずかしさ。そしてヘイポー、不眠症解消のための牛乳、「ハードディスクレコーダーでなぜ音楽CDが録れない !!」と、この日も松ちゃんが機械に怒った。その後、話題はペイオフ、CX清水氏の映画のワン・フレーズへと流れ、ラストは、方言をコピーするような語学の才能。松ちゃん曰く、この能力には「電子の力がはたらいている」という。

音楽:薔薇の鎖/西城秀樹

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性癖

2005年03月03日放送

第百七十九回目は、のぞきで逮捕された植草一秀教授について。同氏の必死の釈明に見える「おもしろさ」と、待ったのない報道に対する批判など。同じ繋がりで、十人十色な性癖の話題と、以前松ちゃんが語った「面白いAV」の第二弾が、番組中盤を通して再び披露された。CM前は毎年恒例花粉症トーク。今年の松ちゃんは、「"馬鹿"か"かしこ"で言うと"かしこ"」だから花粉には負けないという。続いてはキムの「温泉嫌い」と、CMを明けては、DAPUMP・SHINOBU氏の飲酒運転と、レストランで「高須ちゃんの分だけ来ない」怒り、そして知ったかぶり。エエカッコすると後でオカシなことになるという教訓。テーマは戻って、子供の頃のエロ本と「今死んだらアカン」の恐怖など。ラストは、女の思わせぶりな態度や、純な男心をもてあそぶ罪を指して、「あれは女"も"悪いではなく女"が"悪い」と憤った。

音楽:四つのお願い/ちあきなおみ

180

設定の妙

2005年03月10日放送

第百八十回目は、スタート早々「よくここまで続いた」と自賛。「180を身長でいえば背の高いほう」、「餃子でたとえれば180皿はすごい数」と、リスナーの度肝を抜いてくれた。「200回にはならないように」からインスパイアされて、高須ちゃんの星野淳一郎氏トーク、そして「設定の妙」という話題へ。「設定ひとつで興味が増減する」という不思議を、芸人と作家の目線から暴いた。CMを明けては、話題の若手ヒロシについて。今度は「音楽ひとつで興味が増減する」という法則を、ガラスの部屋やエマニエル夫人、そしてタブー(カトちゃんのコント)などをテーマに解き明かす。続いては、視聴者観覧に来る無気力な客への怒り、毎度おなじみ「最近の美味いもの」と、「昔の不味いもの」でエンディングへ。

お気に入りトーク「180回」

松本「180回」

高須「180センチですよ、もう。身長にしたら」

松本「身長にしたら180センチです」

高須「ねえ!」

松本「180度ですよ、角度で言うたら」

高須「ははは……」

松本「180度といえばねえ」

高須「……どういうことですか?180度といえば」

松本「平面ですよ!」

高須「……"平面"ってどういうことですか !!」

松本「はっはっはっはっはっ !!
――"平面"ってどういうことでしょう!」

高須「ははははは……"平面"ってどういうことですか !!」

松本「フラットですよ!だから!」

高須「そうです!
――"平面"って言われたら……」

松本「ね?」

高須「はいはいはい……」

松本「凄いことですよ!」

高須「それは凄いことですね!」

松本「"真っ平ら"ってことですからね、角度で言うたら」

高須「角度で言うたら……
"真っ平ら"っていう表現はわかれへんけども
まあ、まあそうですね」

松本「じゃあ、他で言うてください!」

高須「……180皿ですよ。餃子にしたら

松本「あっはっはっはっはっはっ !!」

高須「それは多いですよ ?!」

松本「"餃子にしたら180皿"かあ ?! ――はあっ ?!」

高須「……"例えば"ですよ!」

音楽:にくめないのがニクイのサ/ザ・グッバイ

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腹立つわ !!

2005年03月17日放送

第百八十一回目は、天気予報の嘘ホント、過大・誇大報道について。松ちゃん御得意ながら大納得の「四季があるせいで四分割で一年流れると思い過ぎ。日本は半分寒い」論が再び披露され、「"三月なのに寒いな"とかぬかすな、三月は寒い」と叫び散らした。続いては、松ちゃんのとある百貨店への怒り。「脱衣カゴも置いてないのに何が百貨店か、駐車場代だけ取るのはヤクザのやり口だ」と憤る。CMを明けては、柏原崇氏の事件など、昨今の芸能人に対する報道について語り、続いてテーマは佐野元春氏への世間からの評価について。その後もこの日は「腹立つわ」が続出。オリジナリティのこと、高須ちゃんが見つけた不愉快な番組でエンディングへ。

お気に入りトーク「脱衣カゴが売ってない」

松本「これねえ、脱衣カゴがねえ。意外にないねん」

高須「"無印"行ってください。ありますから」

松本「うん、そう、そういうことよ。無印まで行けば――でもね?」

高須「うん……」

松本「そういうことじゃないねん、俺は。
脱衣カゴぐらいは――
もう、ヒョイヒョイヒョイヒョ〜イ♪
スィ〜スイスイスイスィ〜っ♪
サクサクサクサク……
……カサカサカサカサカサ……」

高須「おお、カサカサカサカサカサ……」

松本「――ぐらいで!」

高須「ははははは……今の面白いなあ……」

松本「ははははは !!」

高須「……何やねん!その"カサカサカサ……"
――ゴキブリか !!」

音楽:ジェームスディーンのように/ジョニー

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浮き芸

2005年03月24日放送

第百八十二回目は、ナンちゃんの長男誕生に合わせて、「赤ん坊ほしがる浜田」からスタート。続いては高須ちゃんが対談した、いがらしみきお氏に関してと、「マイケル・ジャクソンと郷ひろみはカブる」という高須理論。松ちゃんの見るところ、「マイケルは本当に子供が好き」とのこと。テーマは流れて松ちゃんの映画について。高須ちゃんはカンヌを狙っているらしい。CMを明けては、高木ブーや高田純次に見る「浮き芸」、責任感のない位置にいるタレントの面白さと作り方から、「松ちゃんは浮き芸なく来さされた」というボヤキなど。そして、タレントに大切なのは「アドバイザー」の存在であり、ダウンタウンにとって大工富明氏が諸葛孔明だったという。番組最後は、松ちゃんが最近見た「成立してないCM」について。

お気に入りトーク「ノーベルは良い奴か?」

松本「まあ、極度の"イイヤツ"が"イイヤツ"とは限らないんでね?」

高須「……深いこと言いますねえ……」

松本「うん……」

高須「たとえば?」

松本「ふふふふふ……」

高須「どういうことですか?――"限らへん"というのは」

松本「たとえば、その……
"ノーベル賞"っていうモンがあるでしょう?」

高須「ありますなあ」

松本「これ、ノーベルっていう博士の名前を使って
"ノーベル賞"っていうものが今、あるわけです」

高須「うん」

松本「――ただ、このノーベルさんっていう人は
何をやった人かっていうと、ダイナマイトを作った人なんですよ」

高須「うん、うん、うん」

松本「……このように。えー……」

高須「ふふふ……」

松本「あとは、解るやろ?」

高須「はははっ !!」

松本「ふふふ……」

高須「"このように"って……"はやっ!"って思ったわ!」

松本以下のようなことから言えることは

高須「はははっ !!」

松本「ははははは……」

高須「"はやーっ !! "って思って、俺 !!
"このように"言うのが早いなー、思って !!」

松本"図1"を見てもらったら解るように」

高須「文章で言うて!文章で!」

松本「ははは……」

高須「ビックリしたわ、もう !!」

お気に入りトーク「天使も行きすぎると」

松本「でも、"超天使"は"悪魔"――で
"超悪魔"は"天使"ですからね?」

高須「うん……。それは何でですか?」

松本「……"何で"って……。
――そうなんちゃうのん?」

高須「何でそうなの?もっと具体的な例で言ってよ!」

松本「知らんよ。何か言うてたわ。
――風呂屋のオッサンが言うてたわ」

高須「昭和風呂のオッサンかいな ?!」

松本「昭和風呂の……。ははははは……」

高須「――知らんがな!」

松本「"あ〜、あつぁっぁっ……"」

高須「うわあ、オッサン!」

松本"知ってるかぁ〜?"――って言うてたわ」

高須「ははははは……
聞く気にならんわ、そんなオッサンの話!」

お気に入りトーク「芸人の"うれる"とは?」

松本「だから"うれる、うれる"言うて
"売る"の字を考えてまうねんけど
あの、果物の"熟れる"の場合があるんですよ」

高須「おおっ!」

松本「――ね?もう、これ腐ってきますからね?これ……」

高須「なるほど……」

松本「早よせんと!」

高須「なるほど……」

松本「どう ?! これ !!」

高須「……え、どういうこと?」

松本「……。
このように……」

高須「あはははは !!
――"大体"で攻めてくるけども!」

松本「はははははっ !!」

高須「"大体で解れ"みたいなこと言うけども!」

松本「ははははは……
――"図2"を見てもろたら解る通り」

高須「……だから、"言うてくれ"言うねん!」

松本「ははははは……」

音楽:別れても好きな人/ロス・インディオス&シルヴィア

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カプリチョーザ杯・総集編

2005年03月31日放送

第百八十三回目は、過去二回のカプリチョーザ杯を振り返っての総集編。さして二回目が面白いともナントヤラのこの企画ながら(コストパフォーマンスはかなり高い)、この日は木曜1時30分最後の放送であり、移行時間が番組最後に紹介された。「かしこ」な松ちゃんながら、「松紳とカブってるせいでアホかと思われる」というのが、いかにもこの番組らしい理由だった。

音楽:自動車ショー歌/小林旭

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