松本人志の放送室 用語辞典 さ行

非公式・非公認ファンページ

さ行

さっきの話とつながるわけですよ
今の話題と、数分前ないし二本録りの一本目で指摘した事柄との、話題の骨子または雰囲気がよく似てきた場合に使われる言葉。もちろん、無理からリンクさせたような場合においても当たり前のように使われる。
さも似たり
「良しとされている」同様、この放送室での松本氏の常用語。Aと類似するBを指して「Aとさも似たりや」といった使い方をする。主語をはぶき、「…似たりや。」とだけ付け加えるケースも。もちろん、両者があまり似ていない場合でも平気で使われるが、昨今では「ごたる」という言葉に置き換わりつつある。
シーキビ
「厳しい」を、業界人ぽくひっくり返した言葉。語感が良いため多用される。一般人に分かりづらいためか、「厳しいなあ」、「シーキビなんですよ」と、確認するようにして使われる。日本テレビ系の業界人が多く使用し、他局のスタッフはあまり用いないとか。
ジーパンの話
「松本人志は変節した」というテーマになると登場する、高須氏のレパートリーのひとつ。「松本が無名メーカーのジーパンをビリビリにやぶいて履いていた頃、自分は著名な製品を愛用していた」という要旨。オンエア数百回をかぞえる放送室において、おそらく最低五回は語られている定番エピソード。ほか「松本泥酔」、「東京吉本最初の事務所」、「浜田は老けた」、「マーマレード事件」も登場頻度の高いエビソードである。
しかも冷夏だし
2003年に松本氏が用いた、不思議なダウン攻撃。「といっても映画のお話」同様、すぐに使われなくなった。
清水宏泰
『HEY!HEY!HEY!』のチーフプロデューサー。名刹を実家にもつ東大卒で、愛称は"黒清水"。"ハナクソを食う"といったエピソードで、番組中数々の"デリカシーがない"点が指摘される。放送室にも二回ほど本人が登場し、準レギュラー的存在としてリスナーから親しまれている。
しっかり聞きたいねん
松本氏の噛み・曖昧な表現へのツッコミが過ぎた際、高須氏へのカウンターとして放たれる言葉に対し、再々反撃として用いられるフレーズ。
自分それ誰から?
オープニングの"高須氏○○"部分は主にリスナーのメールから選ばれているが、その送り主について、名前が呼ばれなかった際のフレーズ。頻繁に呼び忘れ、松本氏からの指摘がとぶ。投稿総数は不明ながら、高須氏とバッチリはまる職人が数名いるらしく、わりと常連の名で占められている。
自分Vol○○にしてようやくエエこと言うたな
高須氏が巧いことを言ったときの、松本氏の賞賛言葉。裏を返すとこの回までエエことを言っていないとも取れるため、誉められているのか貶されているのかよく分からないフレーズでもある。
自分もさっきオカシかったで ?!
高須氏のカウンター技。松本氏から冷たい「噛み指摘」をされた際、直前を振り返り反撃におよぶ。が、流れた噛みを拾うため、リスナー目線では一体どこのことを言っているのか分からなくなる事が多い。
自分やりたい放題やな
松本氏が暴走したときの、戒めの言葉。放送室で最も多く笑いを作ってきたであろう「○○かいな ?!」(語感が似ているだけで脈絡のない単語をリンクさせる手口)が多発され、高須氏の「違うよ !!」が追いつかなくなったときに用いられることが多い。
じゃあ何があるよ ?!
高須氏が軽くボケて、それにシタリ顔の批評が加えられたとき、その反撃として用いられる言葉。「じゃあ自分言うてみい ?!」も類義語。松本氏も「これ高須の悪いクセや!」と指摘したことがある。
喋りをなりわいとする人たち
高須氏が好んでする"芸人さん"の表現だったが、番組中松本氏に"自分、なりわい好きやなあ"と指摘されて以降――"俺の事なりわい好きやって言うけど"と、なぜか前置きするようになった。かつては上岡氏もよくこの表現を使った。
シュウカク
「嗅覚」の言い間違い。松本氏がよくやるが、何度正してもその都度まちがえ、「ちゃう、キュウカクや」と言い直す。ちなみに「シュウカク」という言葉も「臭覚」として存在している。その他、「航空会社」と「空港会社」(確かに空港会社も存在する)や「咀嚼」と「粗食」、「登校」と「通校」("通校許可証"という単語もあるが)についても同じ。余談ではあるが、古い『ガキ』のVTRの中にも航空と空港を言い間違えている場面があり、おそらく"未亡人と用心棒"や"離陸と着陸"同様、松本氏の頭に貼り付いていない単語なのだと思われる。
昭和
尼崎時代の思い出と併せて、高須氏が大好きなもの。頻出テーマのひとつ。いわゆる昭和ノスタルジーを指す。貧乏だった少年時代を思い出すため松本氏はあまり好きではないらしいが、その傍ら「昭和ばっかり探してまう」と語る。この番組における尼崎時代・大阪時代・昭和全般の三つの線引きは曖昧である。
死んだらええねん
社会的な不条理に対してよりも、後輩や業界人、身内を罵る際など、私的な怒りと共に飛び出す言葉。言葉は汚いが、ニュアンス的に一抹の愛情が含まれている。「しょうもない」、「お前みたいなもんが」などもセットで使われることが多い。
死んだんちゃう?
「くだもの屋の息子が」同様、一瞬ドキッとする、しかしとても面白いフレーズ。「あの人どうしましたかね?」と行方も生死も不明な人物の話題になったとき、これが用いられる。常識あるパーソナリティなら「ご健在なんですかね」とポジティブな方向に舵を切るところを、その裏をかいて、いっとうネガティブな方向にリスナーを導く。
しんどいわ !!
松本氏の一段階目のボケに満足しなかった高須氏が、"まだいける !! 行こう !! "と追い込み続けると、数回目にこの怒号が飛ぶ。
スィ〜スイスイスイ…
「会議で踊る」という西田氏のモノマネが発祥ながら、転じて、「物事がスムーズに進む」ことの擬態語としても使われる。
生、命(せい、めい)
出典不明。「生命」という単語について強調する際、なぜか松本氏はアクセントが変化する。
説,論
特に松本氏が好む、トークの小見出し。「人生旅行説」や「恋愛寿司論」など、教訓や説話めいたテーマになると、○○説や○○論といったタイトルがつく。
そいでねえ
「…ええやん。」と似た用途で使われる言葉。高須氏に散々喋らせておいて、このフレーズで肩すかしを食らわせる。ベテラン俳優のような鷹揚な口ぶりで発するのが正しい。
それがなによりやわ
「どないやねへん」と並び、使いやすい松本氏発のフレーズのひとつ。品のいい関西のオバチャン口調で発音し、特に"に"の部分にアクセントを持ってくるのが正しい。似た発音のものに「それが一番やあ」がある。
……。そんなもんかねえ
敗北を認める言葉。おそらくは、目をそらして口を尖らせて発するのが正しい。
Copyright(c)2017 T.Hisakawa All Rights Reserved.