MY SON

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2013/

8

12

Mon

28年目の御巣鷹山の遺書に倣って

しばらく死ぬ予定はないが、我が子に遺しておく言葉

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御巣鷹山の墜落事故から、今日で28年が経過したそうで。
 
何年か前に、あの事故について書かれた『墜落遺体』(身元確認を担当した飯塚訓さんの著書)を読み、俺個人としては全くリアルタイムの記憶がないにもかかわらず、深い興味を抱きました。
 
それは、事故原因や墜落の恐怖、分断された遺体や、今なおささやかれる陰謀説などにではなく、残された遺書に対して。
ほんの数分前まで全く死ぬ予定のなかった人たちが、家族を思い、わずかな時間で書いた幾通かの遺書に対して、深い感心を抱いたのであります。
 
「日航機墜落事故 東京大阪123便 新聞見出しに見る15年間の記録」より
「日航機墜落事故で亡くなった人の遺書とメモ書き」
 
あさま山荘と危機管理で有名な佐々淳行さんは、重要な警備出動に赴くとき、会社の机に遺書を残していたといいます。
 
俺の場合、書類を刷っては捨てたりを繰り返しているので、ふいに忘れて捨ててしまうおそれがあるので、会社には置けません。
かといって、自宅の机も嫁がたまにハサミ取りに開けたりするので、そのとき謎の茶封筒を見つけられて、中身はへそくりだ何だ、エロ本の切り抜きだ何だと勘ぐられたりするのはいやなので、置けません。
 
壮絶な闘病生活の末に亡くなられた池田貴族さんが、「子供が三歳になるまでは生きていたい、そのぐらいの歳に達していれば、子供が自分のことを覚えていてくれるから」と言っていたという話が忘れられず、ここに、うちの子に手紙を残しておきたいと思います。
 
ネットでやるなよ、という話ではありますが。
「みなさんもどうですか?」という勧めとして、あえてネットでやろうと思います。
 
たまに嫁とケンカしたまま仕事に出たりすると、「あれ? このままどっちかが事故で死んだりしたら、えらい後悔するな」と思ったりするもので。
 
東京などの人の多いところで仕事をしていると、期せずして秋葉原で加藤くんに襲われたり、レッサーパンダ男に刺されたりする危険性が、旧居の宇都宮よりは高いですからね。
 
だからこそ、キ印に刃物というリアルな事例を、俺は最も憎むわけなのであります。
「俺たちの平和をおびやかす権利はお前にはない!」という正義です。
 
事故も然り。
御巣鷹山で見つかった遺書を読んでいると、墜落までのあの短い時間で、愛する我が子のためにお父さんが、まあいろんな言葉を残している。
あれらの例に思いを致すと、こういう文章を残せる、そして残そうと思い立った俺は、なんと恵まれておるのだろう、と。
 
しばらく死ぬ予定はないけど、もしもの時のために我が子へ伝える言葉。
まだ1才半だから字は読めませんけどね。
 

パパの好きなユックンへ
 
きみは、みんなに待たれていた子です。
きみは、きっとママのおなかの中が居心地よかったのでしょう、
予定していた日から一週間も遅れて産まれてきました。
 
パパも、ママも、パパの会社の人や、ママの友達も、
みんな「まだ産まれないの?楽しみですね」と言っていました。
 
産まれたばかりのきみを、
パパが抱いている写真があるでしょう。
あのときパパは、それはそれは嬉しかったものです。
 
この世の中で、自分が誰かに望まれることほど、
幸せなことはありません。
 
だから、もし大きくなって、仲間はずれにされたり、
思いどおりにならないことがあっても、
がっかりしないでください。
 
きみは確かに、みんなに望まれて生まれてきたのです。
そのとき君がみんなに必要とされていなくても、
きっといつか必要とされる日がきます。パパがそうでした。
 
このお手紙を書き終えたらパパは一眠りして、
明日のお休みは、きみと思い切り遊ぶ予定です。
 
きみは見たことがないけれど、ユックンのおじいさんは、
パパにとても優しくしてくれました。
だから、パパはユックンに優しくしようと思います。
 
いつかきみがパパになったら、
自分の子供と、思い切り遊んであげてください。
 
・ママの言うことをききましょう。
・うちの家系はあまりお酒に強くないので、ほどほどにするように。
・パパもママもあまり性格がよくないので、ユックンはいつも相手の気持ちを考えてお話するようにしましょう。
・パパの家系は、呼吸器系があんまり強くありません。風邪をこじらせないように。タバコも吸わないように。
 
パパは、いつもユックンのそばにいます。
立派な人になってください。

 
では、一眠りしますかな。
明日は、朝から子供と遊ばないといけないので。

Author ウェブデザイナー久川智夫

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