No.070 は、ノーカットパペポの二時間目。上岡流の話術・「返答に窮したときの返し方」から始まり、補導員の撒き方、芸人言葉の素人への浸透など、コトバに関するトーク。続いて、大崎 vs 鶴瓶の下品大会や、トイレットペーパーの三角折りをする神経など、デリカシーの有無にまつわる話題。後半再び戻って、古典文学をどれだけ知っているか、日本語の成り立ちと大野晋らの学説、賢く思われるためのワンステップ上の雑学など。番組最後は「人間が勉強をする理由」について。
(ノックと文珍の危険な会話)――「あのオッサンも俺のこと、なんかヘンなこと言うてたらしいですよ。"新幹線で鶴瓶がセックスしてた" って、ようそんなこと言うわ!! "ノックさんが文珍さんとおっしゃってました! " って、そんなことおっしゃるなホンマに…」
(鶴瓶少年の考えたコピー)――「地域にね、蚊が多いんですよ。で、そのキャッチフレーズを生徒会で俺が考えたんです。【かあちゃんより強い蚊ァちゃん! 】 …いまだにこのフレーズ残ってますよ」
(面白い人と楽しい人の違い)――「ユーモアの無い人間が悪いわけじゃないですよ。無い人間が、このごろ関西で何でも浮かれるから、無い人間も浮かれてね、何かしようと。別にプロじゃなしに。素人が何かしようとして、無理があることありますやんか。フツーにしてて。フツーにしてるほどオモロイことないですからね」
(大崎マネージャー)――「アイツのほうが下品や。…飛行機でおしぼり貰うたら、すぐ歯ァ拭くやろ」 , 「こんな下品な神経を持ちながら、大便したあと、あのペーパー折りまんねんアレ…」
(横文字が苦手です)――「文珍にいさんいろんな言葉知ってはるがな、あの人。セキュリティとか。…セキュリティって何でんねん。俺、赤痢かな思もてたわ」
(よく似た顔の人)――「 【チベットで働く農耕民】 。それがね、アサヒグラフの一面にボーンと出てんねん。…俺やねん。もうそっくりよ ?! 俺チベット行ったかなって思もたもん」
(陰口なんか言ったことない)――「僕は公然とモメんねんね。せやから僕は陰口いうの言うたことないね。全部表口! 放送とかでしか言わんから、普段はあんまり言わんですよ」
(返答に困ったときの切り返し方)――「 "すいません、もう一度おっしゃって頂けますか? " …すると人間っちゅうのはね、今言うたのとおんなじことでは言いません」
(親が狂気で我が子を殺すような事件)――「そういうときの精神状態が分からないとかいうけど、そらワカランわなあ。本人も分かってないねんアレ」
(便所の三角折りは無駄です)――「あれ結局折ったところを引き出して、汚いと思うから使わんでしょ。無駄なこっちゃなあアレ」
(アメリカ英語とはどういう言語か)――「英語のアメリカ語なんて、何が源流になってるっちゅうたらね、ヨーロッパ食い詰めた連中が新大陸行って、どんどん西へ西へ新天地を求めて行ったわけでしょう。すると、彼らは何が必要かっちゅうと、手に入れることが必要ですよ。get ですよ。 take ですよ。 have ですよ。英語で重要な動詞はそれでしょう」
(有名なアネクドート)――「クレムリン宮殿の前で一人の酔っ払いがね、フルシチョフの大バカヤローって怒鳴った。すぐに捕まえられて、裁判にかけられた。ソ連のこっちゃからもちろん有罪や。罪名が二つある。一つはソ連共産党第一書記を侮辱した罪。もう一つは、国家の秘密をばらした罪」
(知識なんか一切必要ありません)――「知らんでも真理に到達してる人のがよっぽどエライよ。哲学書も読んだこと無い、宗教も入ったこと無いけど、でも、人間の生の尊さを、私はこの壺を作ることから感じましたと、それこそ人間の素晴らしさ」 , 「ウチの息子、優しい子やねん。優しい、心根の。せやからお前はもう勉強せんでええと。人間は何で勉強するか言うたら、勉強して自分を磨くことによって優しさへ到達しようとする。優しさっちゅうのは思いやりであり、心の広さであり。人間は勉強とか周りの話を聞いて自分を高めようとする。"でもお前はもうそこまで来てる"と。何もやらんでええ、そのまましてたらええ!」
鶴瓶「とにかく警察まで来い。補導する。補導する!」
上岡「……あなた憲法をご存知ないんですか?」
鶴瓶「………。
憲法に基づいて補導する」
上岡「憲法によりますと、令状がない場合は
抑留または拘禁はされないと」
鶴瓶「拘禁とか抑留とかする必要はない。
キミを保護するんだ! 保護だ!」
上岡「…自由を束縛されないと」
鶴瓶「何を言ってるんだキミ」
上岡「は」
鶴瓶「キミのために言ってんだよ。バカア!
――キミにはお父さんも、お母さんもいるだろう」
上岡「………。
ちょっとお尋ねしますが
お父さんお母さんがいなくて
産まれた子供がいるんですか?」
鶴瓶「………。」
上岡「お父さんがいなくて産まれたのは
イエス・キリストやと聞いてますがね。
あれはマリアだけから産まれた」
鶴瓶「………。
小さい頃――。
よく、お母さんに連れられて。
夕焼け小焼けを唄ったことがあるだろう……」
上岡「…あなた唄われたんですか?」
鶴瓶「♪夕焼け小焼けの〜…」
上岡「夕焼けは分かりますが小焼けって何です?」
鶴瓶「………。」
上岡「 "夕焼け小焼けの赤とんぼ" というぐらいですからね」
鶴瓶「だから、野道だ。
トンボに聞いてるんだ。
夕焼けこやけ… あれ小屋け ?
河内でヒットした歌だ。これからそう覚えっ!」
上岡「 (^^) ……」
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