松本人志の放送室 2007年 冬

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お笑い効果

2007年10月06日放送

第三百十四回目は、スタートからお笑いにまつわるトーク。ダウンタウンのギャグの発想法や言い回しなどの「お笑い効果」を語りつつ、その影響が薄いブラマヨの躍進を讃えた。後半は、松ちゃんの政治改革案。「首相はデカイ奴にせよ」と、西洋人に引けを取らない巨人をリーダーにすえるよう提案。ほか傑作「カニのおっさん」や「座ると死ぬ椅子」、「犬が飛び降りる橋」など、不思議な話いろいろ。

お気に入りトーク「ブラマヨ小杉の頭」

松本「アカンで、自分。ちょっと今日の放送、ブラマヨ誉めすぎやって。
あんなもん……」

高須「そうやで。小杉も、あんなツラして、ね…。ポッチャポチャで――
アレ、毛ェはえてるらしいな、最近」

松本「生えてへんねん、またオカシなってんねん!」

高須「ええーっ ?! 一時のモンかいな ?!」

松本「そんなもん全然や !! 集中力があれへんねん!そこには、とっくに !!
漫才ではまだ集中力を保っとるけど、とっくに毛根が集中力あれへんねん !!」

高須「ふふふ…ああ、そうですか…」

松本「なんか、新種のフルーツみたいになってきてるやろ」

高須「ははははは !!」

松本「甘いのは甘いんやろうけども…」

高須「なるほど、種が多そうやなあ、ちっちゃな種が !! ――みたいな」

松本タイワンナントカみたいになってきてるやろ、ようワカランような…」

高須「なるほど、名前がね」

松本「ええ…」

音楽:関白宣言/さだまさし

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ブラマヨ小杉

2007年10月13日放送

第三百十五回目は、沢尻エリカにまつわる諸問題へのマスコミ批判からスタートして、松ちゃんはタレントの立場から「絶対に謝らない !!」のススメ。続いてオオトリ登場の「ブラマヨ小杉のイボ痔」。写メに撮された強烈な画像を肴に、後輩の多重苦を笑った。ラストは、以前のトークにも度々登場した学友カツキ氏にまつわるケンカトーク。『あまりかん。』がもたらした意外な縁を語った。

お気に入りトーク「ブラマヨ小杉のイボ痔」

高須「うわー…。これ(小杉のイボ痔の写メを見ながら)都合7つあるわ…」

松本「7つありますよ」

高須「7つあって、ちっちゃな雑居ビルもありゃあ、デカイのもズドーンとあるしね」

松本「ええ…。いろんなものが、そのビルには入ってますよ」

高須「これはアカンで、ここ立ち寄ったらアカンわ、子供は」

松本「そうですね…」

高須「小学校とか作られへん地域やね」

松本「そうですね…」

高須「うーわ、コレはアカンで…」

松本「アカンでしょ。――風俗がいっぱい入ってますよ」

高須「小学校建てられないですよ、こういうとこは」

松本「あと、あんま聞いたことないようなローン会社みたいのも入ってるでしょ」

高須「あっはっはっはっはっ !!」

松本取り立てキツイぞー…みたいなローン会社」

高須「ホンマですね、日照権関係あらへんみたいなとこですね。
スゴイわー…。ああ、スゴイ !!」

音楽:青春の影/チューリップ

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散髪屋

2007年10月20日放送

第三百十六回目は、高須ちゃんの学ランとドッスンなど、ゆるい話題から始まり、『ガキ』の会議を滅茶苦茶にしたという「松本兄弟対決」の思い出。ベルト締め合い対決や、淡路島で頭につけられたガム、オカンに忘れられた人志の海パンなど。後半は、あこがれの男性俳優と嫉妬、そして誰でも一度は経験するであろう、散髪屋の「この髪型にしてください」の思い出と失敗について。

音楽:てぃーんずぶるーす/原田真二

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別料金

2007年10月27日放送

第三百十七回目は、独身だから知らないこと「お産の立会い」について。なぜか取られる別途料金に憤り、怒りは映画館のカップ売りのジュースに対しても。中盤は、時津風部屋の一件について高須ちゃんが訴えるも、話題は逸れて高砂親方のポリスマンのシャツ、そして学生時代にみたクリーニング屋のコスプレ少年へと流れる。ラストは、冤罪事件について。加害者とされた人、被害を訴える人のどちらにも存在する、支援者のややこしさ。

お気に入りトーク「尼崎のコスプレ少年」

松本「クリーニング屋の息子が、アメリカンポリスの格好してんねんで ?!」

高須「考えられへんなあ…」

松本「あははははっ !! "クリーン"だけやんか、かぶってるの !!」

高須「俺らの一個上のヤツやもんなあ…。
アレはビックリした。ベレー帽かぶってたもん」

松本「ベレー帽かぶったりもしてた。
だからアイツいろんなことやってたよ」

高須「いろんなの持ってんねん」

松本「"アイツ何であんな格好してるの?"って――」

高須「言うてた。言うてたけども
俺は何となくしょうがないなと思ってた、なんか。
そういう性癖ではないけど――」

松本「あははははっ !!」

高須「そういうヤツなんやな、って納得してたわ。なんか知らんけど。小学生ながら」

松本「やっぱり、えらいもんで友達おれへんかったやろ?」

高須「おらんかったねえ…」

松本「いっつも一人で、アメリカンポリスの格好して…あっはっはっはっはっ !!」

高須「背筋のばして歩いてた!
背筋のばして、ずーっと一人で散歩してたわ!」

松本「なにを、街をお前…"街の平和は俺のおかげや"みたいな顔しとんねんっ !!」

お気に入りトーク「尼崎のコスプレ少年…の友達」

松本「あんなもん友達でけへんよ、あんなもんっ !!」

高須「いっつも一人やったもんなあ…。
あのねえ、たまに――コクリョウ。コクリョウいう人がおって、
その子と二人でたまに――コクリョウもまた、ちょっとオカシかったからなあ……」

松本「…それ友達ちゃうねんて…」

高須「コクリョウくんも?」

松本「うん…」

高須「コクリョウってヤツおったやろ?なんか」

松本「コクリョウっておったっかなあ…」

高須「俺もう、名前がコクリョウって…。字は全然知らんけど、音だけで覚えてたなあ」

松本「国の、領なんやろね」

高須「国領…?」

松本「だから、そういう意味ではアイツにハマったんちゃう?」

高須「国の領主…?」

松本"お前、俺の思想とかぶってるやんけ"みたいなことで…」

高須「ははははは……。あっ、ホンマちょっと合うてるなあ…」

音楽:天までとどけ/さだまさし

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臓器提供

2007年11月03日放送

第三百十八回目は、フジテレビ清水氏とマツコ・デラックス氏の関係性から。続いて、富める者が世の中に対してすべきことを語り、松ちゃんの遺産の行方や、臓器提供について、棺桶の中の遺体がどうなっているのかを想像しながらトーク。後半は、ニューヨークの受け入れられた『ガキ』と、You Tubeの関係性、そして赤福の不祥事、亀田家の一件など、時事問題も。年長者へのタメ口はどうあるべきかを語った。

お気に入りトーク「死後の臓器はどうしよう」

高須「確かに、身体がそんなに変わらずに、自分がもう死んでたら
なんでもあげても、ホンマはいいですよ」

松本「絶対いいですよ」

高須「もちろんね」

松本「それが一番の貢献じゃないですか」

高須「そうですね、困ってる人がおるからね、それで命が――」

松本「そうそうそう」

高須「それは全然いいです、生きてゆくために必要ならばね。僕はもう死んどるわけやから」

松本「そうですよ。
ほんで、キミみたいな、高須光聖としては大した働きもせえへんかった臓器がですね
もっと能力のある人の臓器になって、その人が何か活躍したときに
それはもう、まるで高須が一緒に活躍したのと見まごうような活躍を
してくれるかも分かれへんじゃないですか」

高須「ふうん、まあ、そうなんですかねえ…」

松本「それで結局どうしようもなかった高須光聖の、キッタナイ臓器がですねえ…」

高須「ふふふ…あのねえ…」

松本「独り立ちしてゆくわけですよ。
しょうもない…!今期は最悪やったけども… !!」

高須「あっはっはっはっはっ !! ――俺の回は、俺の期は最悪やったけども!」

松本「そうそうそうそう」

高須「来期は――」

松本「当たり前じゃあっ !!
お前の期はホンマにっ… !!

高須「ははは……。俺の臓器はそんなこと思っておるのか ?! この中に!
"この期はアカンなあ"と!」

松本「ふふふふふ…。ホンマですよ」

音楽:街角トワイライト/シャネルズ

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1液2液

2007年11月10日放送

第三百十九回目は、リンカーンの坂本氏の失礼な態度を叩きながらスタートして、雨上がり宮迫氏に連れられてのクラブ遊びについて語る。後半は、世に認められていない天才たちをトーク。野狐禅、アンジー、いがらしみきお氏など。ブレイクにまつわる「1液2液論」を披露した後、芸人の棲み分けについて。後輩はよゐこから同輩の浜ちゃんまで、その芸の変遷を考える。ラストは、親に言われたドキッとする一言。

お気に入りトーク「窓からの光景」

高須「それは何でか言うたら、後輩が増え、どっかで接触することも多くなり、
『DX』でも、まあ会うようになって、何となくやっぱし、絡むことが多くなってん」

松本「うーん…」

高須「昔は、ダウンタウンの番組しか無かったから」

松本「うーん…」

高須「冠の。――だから、大体身内と、ちょこっと来る、よく来るメンバー――
――……。どないしてん」

松本「………」

高須「目線が向こう行ってるやん」

松本「…いや、別に何も無いよ…」

高須「えらい目線が向こうに行ってる…」

松本「いやいやいや…」

高須「集中してへんなあ…」

松本「いやいや、大丈夫、大丈夫。
――ディープキスしだしたもんやから…」

高須「誰が ?!」

松本「ふふふふふ…」

音楽:今日までそして明日から/吉田拓郎

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阿闍梨

2007年11月17日放送

第三百二十回目は、楽しくないこの頃を見渡して「人生旅行説」を唱えてのスタート。前半ほか「若手芸人が組みたいボケ・ツッコミ」について、松ちゃんの携帯に入った警察からの電話など。後半は、僧侶が大阿闍梨に昇るための苦行を語りつつ、これに当てはまる芸人をタカアンドトシとして讃えた。ラストは、ウォシュレットとティッシュ爆弾について。

お気に入りトーク「タービン」

高須「"維持"は悪いことやもんね」

松本「"維持"は悪いことって、されてもうてるからねえ…」

高須「だからこう思うのかな。
どうもなんか、廻っていけへんねん…。気持ちが。タービンが」

松本「………」

高須「ブゥゥゥン…とね」

松本「うーん…。まあまあまあ、タービンは別に要らんけどね」

高須心のタービンがね !!」

松本「ふふふふふ…」

高須「エネルギーとして成り立っていけへんねん!」

松本「なんか"すっごいイイ言葉出たぞ"みたいなカンジで言うてはったけども、
まあ、そんなに要らんよ、タービンは」

高須「要らん、コレ ?!」

松本「タービンは要らん。
ていうか、キライやもん俺、タービンって。あんまり」

高須「ああそう…」

松本「なんかこう、冷たい感じがして…。そういうんじゃないやん。
もっとこう…(リズムよく手をたたく)…。
人と人との…(手をたたく)…。
パンパンパンパンパン!…っていうのを、やってるワケやから…」

高須「なんやねん!それをハッキリ言うてくれよっ!」

松本「…まあ、だから簡単に言うと、まあ…タービンですわな」

高須「あっはっはっはっはっ !! …タービンそんなもんちゃうわっ!
タービンは廻りだしよんねん」

松本「…ああ、ナルホドね…。
タービンを僕は、じゃあ、嘗めてましたね。
タービンの動きをおろそかにしてましたね」

高須「ふふふふふ……。もうホンマ…腹立つなあ!」

お気に入りトーク「旅の思い出」

松本「旅行って、いっつも思うんですけど、その時は、そこまで楽しくなかったり――
いや、楽しくないって言うたらダメですけど、
楽しいんですけど、帰ってきて――」

高須「思い出となったときに、輝き出す」

松本「"ああ…楽しかったなあ…"って思うじゃないですか」

高須思い出のタービンが廻るってことやね ?!」

松本「あははははは…」

高須「いわゆる、やんか!」

松本「そうそうそう!」

高須「そういうことでしょ?」

松本「"二日目の夜に食べた、あのタービンもうまかったし…"」

高須「はははははっ !!」

松本「…タービンって何?

高須「タービンって…!」

松本「これ、合うてる?」

高須「そういうもんじゃないです!食べるもんじゃないです!」

松本「焼きタービン」

高須「焼きタービンなんかあれへんよっ!」

松本「…違うの?こういう使い方じゃないの?」

高須「タービンっていうのは、廻って、エネルギーを充電させるようなモンやからね」

松本「ふふふふふ…」

高須「焼きタービン関係あれへん!
蒸しタービンも関係あれへんしね。食べ物やあれへんから」

お気に入りトーク「旅の不安」

松本「僕、旅行のときによく思う。やっぱり不安なんですよ」

高須「ナルホド」

松本「今はいいですけど、もしかしたら急に車が来て轢かれるんちゃうか、とか
サイフ落とすんちゃうか、とか。あるじゃないですか」

高須「そんなぐらい別に不安にも思ってないでしょう!
常にそんなに危機感あるの?自分」

松本「いや、そらありますよ」

高須「"サイフ落としたらどうしよう!"とか"当たられたらどうしよう!"…とか?」

松本「後ろから…タービンに噛まれたらどうしよう、とか」

高須「あははははは !!」

松本「…これは合うてるの?」

高須「合うてない言うてるやん、だからっ!」

松本「ははははは…」

高須「生き物でもないし !!」

松本「毒タービンに噛まれたらどうしよう…とか」

高須「ふふふふふ…」

松本「毒縞タービンに噛まれたらどうしよう…とか」

高須「ふふふふふ…そんなもんおるかっ!」

音楽:大将/近藤真彦

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先輩芸人

2007年11月24日放送

第三百二十一回目は、小朝氏・若乃花などの離婚問題から始まり、話題は早々に「上海ガニ」へ。カニの美味を誉めつつも、ほかの「生臭い」食べ物を苦手なものとして斬った。中盤からは、昔を振り返りながらのトーク。先輩芸人がダウンタウンに見せた優しさと「メシおごったるわ」、そして「もしも昭和へ戻れたら」。高須ちゃんのゴルフトークでエンディングへ。

お気に入りトーク「超有名タレント」

高須「お兄ちゃん(若乃花)が、すごいワルモノになってたから。
 "なにあの人、勝手に、もう子供もおるのに、自由になりたいって、アホかー!"って言われたら
 ――でも、兄ちゃんの言うことも分かるわ、ってことが、わかったワケやんか」

松本「うーん…」

高須「アレ何やったっけ?あの男の子のグループ…」

松本「あのー…デュラン・デュランみたいな名前の……」

高須「…ジャックジャックや」

松本「あっはっはっはっはっ !!」

高須「ジャックジャックも、これどないやねん…いう話や…」

松本「ジャックジャック。しばらく休止でしょ、芸能活動。
――どんな活動してたかも知らん言うねん !!

高須「あっはっはっはっはっ !!」

松本「ホンマに…」

音楽:モンテカルロで乾杯/庄野真代

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強いセックス

2007年12月01日放送

第三百二十二回目は、松ちゃん独自訓「人生はオセロである」から。ほかスピードワゴン小沢氏の「単語の文字数を瞬時に言える」と、松ちゃんの「さりげない会話から相手の兄弟の有無を探れる」という特技について。後半は、後輩芸人の子供たちのトーク。「少子化対策のために男の子を産むべし、そのためには強いセックスが必要だ」との自説を展開した。

お気に入りトーク「少子化対策」

松本「少子化問題を、いろいろ今、問われてますけども」

高須「うんうん」

松本「結局、子供をいっぱい産んだらいいということが、少子化の解消にはならないんですよ」

高須「……どういうことですか?」

松本「男の子をもっといっぱい産まないとダメなんです」

高須「……なんで?」

松本「結局、オス――精子をいっぱい作らないといけないんです。卵子の数は足りてるんです」

高須「精子もあるでしょう?」

松本「でも、男の子が多いほうが、より人口は増えるんですよ」

高須「……なんのデータ?それ」

松本「……なにが?」

高須「ふふふ…」

松本口癖やがな

高須「はっはっはっはっはっ !!
――なんのデータでもなく、単なる口癖かいな ?!」

松本「ふふふふふ……。また言うてもうたー!」

高須「ふふふ…。ほんならしゃあないけども…」

音楽:ふりむけば愛/三浦友和

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文化人気取り

2007年12月08日放送

第三百二十三回目は、過酷な年末進行について。24時間フルスケジュールの大晦日特番収録後、オカンから特製カレンダーへの駄目出しというダブルパンチ。飛び火して、そのカレンダーを「文化人気取り」と書いた記者へ怒りをぶちまけた。ほか、ミシュランガイド東京版に対する苦言提言、さらに、放送を控えた『笑ってはいけない病院』についてのおさらい。

音楽:安奈/甲斐バンド

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タレントのペット化

2007年12月15日放送

第三百二十四回目は、インフルエンザの予防接種について語り、流れて話題は「自宅の加湿器と海外製の難点」を指摘。中盤は、話題となった『ホームレス中学生』と印税、世間の反応を指して「素人がタレントをペット化している」と感想を語った。ほか、「相方に敬語で話す芸風は松ちゃんが生み出した」、ラストは地デジ化の弊害について。

お気に入りトーク「ホームレス中学生の続編が出た!」

松本「"まだ何かあるやろ !! "――みたいな」

高須「そらそうや、第二弾は売れるもんね。ある程度は」

松本「"ビンボー話、何かあるやろ ?! "――言うて」

高須「"ホームレス・シリーズで何かあるやろ ?! "――と」

松本「"ホームレス・シリーズでいけるやろ !! "――と。
『ギターを抱いたホームレス』でいけるやろ !! "――と」

高須「はっはっはっはっはっ !!」

松本「"メキシコ行ったり、イロイロあるやろ ?! "みたいな」

高須「そんなとこ行ったらホームレスちゃうがなっ!」

松本「あっはっはっはっ !!」

高須「ホームレス関係あれへん !!」

松本「ホームレス関係あれへんねんけどね…」

高須「いいねえ。そら使えるわー、まだまだ」

松本「まだまだ使える」

高須『ホームレスvsキングギドラ』

松本「あっはっはっはっはっ !!」

高須「何でも付けれるやん、と」

松本「ホントに!」

高須「いけるねえ!」

松本「『忠臣蔵版』みたいな」

高須「はははははっ !!」

松本「ようワカラン…。
"殿中でござる"みたいなことで…」

高須「"いけるやろ"――と!」

松本「"ダンボールでござる!"みたいなこと言われて…」

高須「ははははは…。エエねえ !!」

松本「なんやかんや言うて、やりますよ!ホンマに!」

音楽:チキンライス/浜田雅功と槇原敬之

325

幼稚園

2007年12月22日放送

第三百二十五回目は、『すべらない話』の話題から。放送作家バージョンを設けた上、高須ちゃんを出演させようという目論み。中盤は、松本高須の幼稚園対決。二人の通っていた幼稚園について、その格差を振り返る。ほか、「M-1と吉本芸人の席捲」、「インフルエンザ大流行は本当か」、「流行語大賞は本当の"流行語"を顕彰していない」という指摘。

お気に入りトーク「母校に寄せて」

高須「今は、教育自体が、知らん人に声掛けられたら喋ったらアカン、挨拶したらアカンと言われてるから、それを僕らの時みたいに、やっぱり挨拶せなアカン――と。その環境作りと、尼崎という街作りを、子供たちに掛かってるから、子供の教育をよろしくお願いしますね――みたいな事を、僕は書いたんですよ」

松本「ふーん…」

高須「それは、浜幼稚園が一番最初に子供を作ってるんですよということを――」

松本「長いなあ…なんか…」

高須「いやいや、これを端的に――」

松本"長いなー!"って言うたやろね、園長先生もね。
"長いなー!高須さんのやつコレ――うーん、まあ長いけどねー…"
みたいなこと言うてたやろね。
きっと、それをもらったときもね…。
"長くない?コレ…"って言うてたやろね。
"長いですね、園長先生コレ…。なにが高須さんは…"」

高須「ウチの園長先生はアホばっかか ?!」

松本「あっはっはっはっはっ!」

高須「"長いですねえ、長いですねえ"って…」

松本「"長くなあい?コレ、園長先生…"」

高須「そんなとこに子供を任したないわっ !! ちゃんとしとる、もっと!
――もっとエエこと書いとんねん、いろんなイイ事も!」

松本「"長いですわー、先生…。いま届きましたけども…"」

高須「あっはっはっはっ……。
あのねえ。ちゃんと誉められとんねん !!
ウチの幼稚園を何や思もとねんホンマに !!」

松本「"ヨシオ君、これ長いよねえ…?"――」

高須「子供はワカランやろっ!」

松本「"うんーっ !! "って言うとるわ。
"うん !! 長いー !! "って……はっはっはっはっはっ……」

高須「ふふふ……。そんなことないですよ……」

松本「"うん、ボク長いと思うー !! "――"そうだねー、ヨシオ君…"
"これ園長先生、いいんですかね…。こんなもん貼りだしていいんでしょうかー、先生…"」

高須「馬鹿にすなよオマエ!」

松本「"そうねー…。長いものねー…"――はっはっはっはっはっ……」

高須「はっはっはっはっはっ !! …馬鹿にしてるやろっ ?!」

松本「あっはっはっはっはっ…腹いたい、腹いたい!」

高須「もうええねんそんなんはっ!」

松本「はっはっはっはっはっ !! ……何でオモロイんやろコレ ?!」

音楽:チキンライス/浜田雅功と槇原敬之

326

フィギュアスケート

2007年12月29日放送

第三百二十六回目は、「芸能人をペット化している」、「笑いがファミレス化している」といった視聴者斬りから。さらに斬って、子供を過保護に扱う愚。中盤は、相次ぐ企業の不祥事とその後の展開、そして「フィギュアスケートはコケ過ぎだ」という、みんな思っているけど言えなかったこと。ほか、「もしパイナップルと名付けられたら」を例に、芸名の不思議を示した。

お気に入りトーク「モンスターペアレント」

松本「扇風機に指をつっこむ、みたいなね。
それで痛〜くなって、"ああコレはアカンねんな"っていう、ことを
世の中もう、でっかい扇風機いっぱいあるよ?社会に出たらね」

高須「ナルホド…」

松本「でかい扇風機だらけやで?」

高須「ホンマや…」

松本「それにまた指つっこんでもうて、また…」

高須「んで、つっこんだら、作った扇風機を怒んねん。入れたらイカンって覚えなアカンねん!」

松本「ちゃうねん、オマエがつっこむからや、と」

高須「そんなん言うてたら、海どうすんねん!」

松本「そうそうそう」

高須「どこかに池があったら怒るやろ?
海はずっと有るモノやん!」

松本「そうやねん…」

高須「"海あぶない !! "って言いよるで ?!
"山あぶない !! "って言わなアカン!」

松本「"海腹立つ !! "みたいに言われたってね…」

高須「ムチャクチャやん、そんなん…。ありえへんっ !!」

松本「"波が教育上よくない"みたいに言われたってね…」

高須「あははははは !! ――ホンマやで !!」

松本"なんですか ?! ジョーズはーっ !! "みたいなことを…」

高須「あっはっはっはっはっ !!」

松本"だからダメなんですよー !! ジョーズはーっ !! "って言われたってねえ」

高須「言うで !! ――"なんですかジョーズ ?! "って」

松本「はっはっはっはっはっ !!」

高須「"このあたりのジョーズは何ですかー ?! "って絶対言うで、いずれ!」

松本「…ジョーズて !!」

高須「あはははは !! サメでええやん、そこは !!」

お気に入りトーク「ジャンプ失敗」

松本「こんなん言うたら怒られるか知らんけど、フィギュアスケートもね、
最近盛り上がってるでしょう?
――でもね?――"三回転、四回転できたー!"みたいに言われても
なんかねえ……。たまたまやんっ !! もう、ああなってきたら……」

高須「うーん…」

松本ようコケてるやん !!

高須「ようコケてますなあ…」

松本「たまたまコケへんかったんや、今回!それだけのことやん !!
俺、正直そんなに賞賛でけへんわ…」

高須「いや、アレも、挑戦しての失敗やから…」

松本「うーん…」

高須「だから本来は、三回転半か何か、トリプルアクセルとか、せんでエエねんけど
ここまでクオリティ上げて完璧なものを見せたいと思って、失敗してるワケですよ」

松本「…でもさあ」

高須「二回転はできんねん、簡単に」

松本「でもさあ、もうちょっとやっぱり精度上げんとアカンのとちゃう?
――それを、よぉぉぉコケてるでえ ?! …コケすぎや !!

高須「あはははは…」

松本「やっぱりね、俺思うけど、
二回連続でコケへんかったら、コケてへんことにせなアカンわ。
一回コケへんかったぐらいじゃあ、俺に言わしたらコケてるわ !!」

高須「あっはっはっはっはっ !! …コケたらアカンのか!エエやんか、別にコケたって!」

松本「違いますよ、僕は応援したい気持ちはありますよ?」

高須「どないやねん!」

松本「…コケすぎやって !!」

高須「あははははは !!」

松本「もっとコケへんようになれへんかったら――」

高須「わかるよ !! "たまたま"っていう、なんかそういう気持ちになるのも分かるけど――」

松本「"もうコイツまたコケてるでえ ?! "みたいな…」

高須「アレはアレで、ギリギリの精度まで上げて――挑戦なんですよ!」

松本「わかるよ。わかるけども、コケすぎやわ !!
じゃあ、十回ぐらいやろう?おんなじ事を」

高須「……。それわかるわ。ホンマはわかるよ…」

松本「俺の言うてること正しいよな ?!」

高須「ふふふ…。わかる…」

松本「それで"ワーッ !! "って言われたって。
"いや、うーん…。でもねえ、こないだ二回コケてるんですよねー…"っていうのは…」

高須「でも松本さん、そう言いますと、何でもそうですよ。
じゃあ格闘技も、もちろん力の差はあるけど、たまたまのヒットはありますよ?」

松本「そうなんですよ…」

高須「だから、サッカーもそうです。
たまたま、こんなとこ勝った、っていうのもあります。たまたま」

松本「うんうん、うん」

高須「全て"たまたま"ですよ」

松本「いや…"たまたま"なんですけど、それは分かんねん。
格闘技でも、野球でも、サッカーでも。
でもねえ、フィギュアに関しては、ちょっとヒドイよね…」

高須「ふふふふふ…」

松本「"またコケてるでこいつ ?! "って…。
"コケるで ?! そんなんしたら…ほらー !! またコケた !! "」

高須「そんなにコケてない、そんなにコケてない…」

松本「"アカンアカンアカンアカンアカン !! "…って…。
"コケるでーっ ?! "って、言うてるやん俺!
テレビの前で"そんなんしたらコケるで ?! "って言うてんのにコケんねん!」

高須「そらコケるよ!ギリギリまで精度上げとるワケやから!」

松本「そんでコケへんかった時は
"…コケませんでしたけど?"みたいなカンジで言われたって
それたまたまやん、オマエ !!」

高須「あっはっはっはっはっ !!」

松本「コケるヤツやん、本来!
"あれ例のコケるヤツやんっ !! "って…」

高須「それ言いたいだけやん…」

松本「いや、もう僕はねえ…。言うてる意味わかるでしょ?でも」

高須「わかりますよ…」

松本「どうもね、好きになれんのですよ。アレは」

高須「そうですか…。
ごめんなさい、僕がもっとタチ悪いのは
好きでもキライでもないですわ……」

松本「ははははは……」

高須「ホンマに!」

音楽:ギンギラギンにさりげなく/近藤真彦

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