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自由惑星同盟／第13艦隊／フィッシャー分艦隊

エドウィン・フィッシャー中将

イゼルローン分艦隊のひとつ、フィッシャー艦隊の提督。「艦隊運用の名人」と呼ばれる程の老巧の人で、アスターテではあの状況下、半壊した第４艦隊をまとめ上げる手腕を見せた。それを認められてかイゼルローン攻略の際にはヤン艦隊に招かれ、彼の構想に合った寸分の狂いもない用兵で幾度となく帝国軍をキリキリ舞いさせる。その後も数々の戦いで彼の片足代わりを果たし武勲を立て、ヤン退役後も彼を慕ってムライ・パトリチェフと共に追跡。多くの艦艇をヤンの元へ届け、これを用いてファーレンハイトを撃破せしめた。この通り優秀な提督で、艦隊副司令官という地位で比べると、アムリッツァでキルヒアイスを困らせた彼にこそ一日の長があるように見えるが、キルヒアイスがラインハルトの「分身」であるのに対し、フィッシャーは飽くまでヤンの「実行者」でしかない。単純な破壊力の前にはとても抗しえず、後にビッテンフェルトの猛攻で死亡した。アニメでは展開が早いため彼の妙技を充分に窺い知ることは難しいが、原作では彼あってのヤン艦隊と、つくづく思い知らされるだろう。出で立ちも性格も地味で、ムライ以上に面白味のない男に見えるが、実は死の直前彼はとんでもないことを言っている。あんなコジャレた台詞をこういう鈴木史朗みたいなキャラクターが言うと、死亡フラグが立ってしまうのだ。艦隊旗艦はアガートラム、シヴァ。所属艦艇にアエリア。