レンネンカンプ艦隊の高級将校。後のクナップシュタイン艦隊の提督。レンネンカンプに学び、部下としてイゼルローン攻防戦に参加。この時は上官共々ヤン・マジックにしてやられ、その後ラインハルト直属艦隊に転じてマル・アデッタの先鋒を担う。だがビュコックの老練さを前に連打を浴び、機雷を用いた罠によって「先行したぶん貧乏くじを引く」こととなった。同盟併呑後はロイエンタールの下にあったが、彼の叛乱への加担を拒否、しかし官舎で謹慎させられていたところを、僚友・グリルパルツァーに訪ねられ彼の策謀に乗っている。ところがいざ実戦ともなると彼の実力でミッターマイヤーの猛攻を支えるのは難しく、結局誰一人として裏切りの腹の内を知られること無く戦死してしまった。性格は生真面目で「清教徒的」と評されており、グリルパルツァーとは異なり、ラインハルトへの忠義を果たさんとロイエンタールを蹴るつもりだったようだ。ラインハルトが病に倒れ、ロイエンタールも、グリルパルツァーも口なしとなった今、彼の名誉を汚す者は誰もいない。艦隊旗艦はウールヴルーン。
「こんな――こんなバカな話があるかァッ !!」
クナップシュタイン艦隊の参謀長。突然の機雷群確認を「熱反応型」と言い当て、時差の存在を見抜いた。
クナップシュタインの副官。可愛いマッシュルームカットの青年。マルアデッタ、第2次ランテマリオに参加。ミッターマイヤー艦隊の猛攻に効しえぬことを伝える。