銀河英雄伝説を広めるサイト

自由惑星同盟/その他の将兵

フェーガン少佐
中級司令官・艦長

グランド・カナルの艦長。民間商船の護衛のため、ロボスから送り込まれた。司令官の訓令を受けて僚艦が次々と離脱する中、唯一残って民間人を守るが、帝国軍と遭遇して撃沈される。彼らには自由戦士勲章が与えられ、英雄となった。この報道を受けてヤンは報道陣に「グランド・カナルには100個の勲章より一隻の味方が必要だった」と答えるが、フワッと流されている。マスコミってこんなんか?反体制ぶって見せたらむしろもっと寄って来られるような気がするのだが、これが戦時下というものらしい。座乗艦はグランド・カナル

グレドウィン・スコット提督
軍幹部・高級将校

帝国領侵攻時の輸送艦隊提督。輸送船100隻、護衛艦26隻を率いてイゼルローンから現地へ赴く。キャゼルヌの心配をヨソに楽観的に任務にあたり、艦橋で三次元チェスに興じていた。ラインハルトの戦略により、艦隊は完膚無きまでに叩きのめされる。多数のミサイルを受けて戦死した。この計画にキャゼルヌは100隻の護衛艦を要求したが、本部は「イゼルローンが手薄になる」としてこれを却下。指揮官が無能だったこともあって、ラインハルトの思うままとなった。

ニコルスキー中佐
副官・補佐官・侍従

帝国領侵攻時の輸送艦隊参謀。スコットの部下。輸送任務にあったところを帝国軍に襲われ、それをスコットに報告。彼の「前線で何かあったのか」という間の抜けた問いに、「ここが前線です」と応えた。更に愚かしい言葉を続ける提督をたしなめようと口を開いた次の瞬間、艦は沈んでしまう。

マリー
一般兵・パイロット

テルヌーゼン直上の長距離ミサイル基地の整備士の恋人。こちらのオペレーターらしい。恋人のカレが、配属が違うことを悔やんでいる。こちらは「人為的ミス」というヤツで死亡したが、マリー本人の生死は不明。

サンドル・アラルコン少将
軍幹部・高級将校 データ

アラルコン艦隊の司令官。第2次ガイエスブルグに際し、ヤンに与えられた混成部隊のひとつ、うち 2200隻を指揮した。能力的には問題ないが性格的に要注意な人物で、病的な軍隊至上主義者として知られる。民間人や捕虜虐殺の疑惑があり、簡易軍法会議では証拠不十分で無罪になったものの、ヤンはそれを「仲間同士のかばいあい」と疑っていた。エベンスと個人的な対立があり、ヤツさえいなければ喜び勇んでクーデター派に加わっていたことだろう。敗走するミュラー艦隊を深追いし、ロイエンタールに葬り去られた。艦隊旗艦はマルドゥーク

「同盟軍人のあるべき姿を身をもって示してやるのだ !!」

ザーニアル准将
軍幹部・高級将校 データ

ザーニアル艦隊の司令官。第2次ガイエスブルグに際し、ヤンに与えられた混成部隊のひとつ、うち650隻を指揮した。軍中央の艦隊に所属しない独立部隊で、地域的な警備と治安維持を任務とする。ランテマリオでは、ミッターマイヤー艦隊を前に半ば狂乱しつつ突撃を加えた。その後マルアデッタにも参加、玉砕したものと思われる。艦隊旗艦はベレノス

マリネッティ准将
軍幹部・高級将校 データ

マリネッティ艦隊の司令官。第2次ガイエスブルグに際し、ヤンに与えられた混成部隊のひとつ、うち610隻を指揮した。寄せ集めの艦隊ながら、一応の火力と装甲は有している。ランテマリオでは、ミッターマイヤー艦隊を前に半ば狂乱しつつ突撃を加えた。その後マルアデッタにも参加、玉砕したものと思われる。艦隊旗艦はロスタム

ヴィオラ大佐
特務兵・工作員 データ

フェザーン駐在弁務官事務所の首席駐在武官。トリューニヒト派の巣窟にあって、その首座の地位にある男。「地上の気球」と周囲にあだ名される通りの太った男だが、ユリアン曰く「ガスが溜まって膨らんでいるようにしか思えない」。赴任早々のユリアンに、ヤンの七光など無効だという訓示をぶった。少年の返答の巧さを皮肉混じりに褒めるが、自らの狭量をさらけ出す結果にしかならなっていない。その後パーティでのユリアンの言動を窘めるが、これはストーリーの流れから言えば的外れもいいところ、しかもラグナロックに際しては真っ先に逃げだして、真っ先に捕まるマヌケぶりを見せていた。

オーブリー・コクラン司令
軍幹部・高級将校 データ

リューカス星域の物流基地の司令官。バーミリオンの地歩固めとして散って来たミュラー艦隊に包囲され、基地接収を前に抵抗せずに物資を帝国軍へと受け渡す。当初ミュラーはこれを利的な売国行為と見なし嫌悪するが、彼の真意を知るに到り感じ入った。このとき彼は「支配者や政治体制がどう変わろうと、民間人の生活を破壊するワケにはいかない」という理由から、物資を民需に使用するとの確約を条件に降伏を決意したのだという。一時は過激派の部下に命を狙われるが、理解ある部下によって助けられた。しかしこの良心的行為もハイネセン帰還後に旧部下の告発から利敵行為として咎められ、しかも裁判を待つ身で忘れ去られ、栄養失調で死にはぐっていたところをミュラーによって救われている。以前は彼のスカウトを「自分は小心者なので世間の評判が気になる」と謝絶したコクランだが、祖国の無理解と滅亡によって心を変え、ミュラーの下で主計監を勤めることとなった。

デュドネイ提督
軍幹部・高級将校

デュドネイ分艦隊の提督。840隻を指揮するも、ワーレンによって130隻までうち減らされた。

ブレツェリ大佐
軍幹部・高級将校

シュパーラ星系のJL77基地の司令官。2000人を束ね、帝国軍侵攻の情報を本国に送り続けた。ミッターマイヤー艦隊の脅威を前に300隻の増援を許されたが、彼はこれを蹴る。理由は、「見過ごそうとしてくれている敵に、わざわざ攻撃の必要性をほのめかす必要はないから」。この計算は正しく、基地は破壊の憂き目を見ずに済んだ。しかし後に妻に語った通り、この選択に余り自信は無かったらしい。敵がポレヴィト星系に集結する情報を送り、基地は役目を終えた。

マスカーニ少将
軍幹部・高級将校 データ

バーラトの和約後、レサヴィク星域においておこなわれた戦艦解体の責任者。メルカッツ率いる「強盗ども」によって人質にとられ、破壊さるべき 1000隻を、4000名の「お調子者」ごと持っていかれた。弁解は統合作戦本部の査問会にておこなわれる。座乗艦はRK-387

ハムディ・アシュール少佐
隊長・実践指揮官 データ

戦艦解体の最中、シャーウッドの森に参加した士官。「お調子者」の中でも一番階級が高く、艦隊戦術オペレーターとしても優秀さを知られる。また部下からの信望も厚く、彼が「私も行く」と決意した瞬間多くの賛同者が現れた。指揮官たるメルカッツに対して、組織が目指すところを臆せず尋ねている。「ゴールデンバウム王朝の再興ならば協力する気はないが、差し当たり閣下に従う」と語る彼を見やって、シュナイダーは「理屈の多い奴」と呆れた。ヤン死後の国歌斉唱シーンにその姿があるが、シヴァで生き延びたかどうかは不明。

ビューフォート准将
軍幹部・高級将校

ビューフォート艦隊の指揮官。マルアデッタに先立ち、黒色槍騎兵艦隊にゲリラ戦を仕掛ける。一時的に補給を断つ程の戦果を挙げた。ちなみに彼の部下で捕虜になったある者が、尋問によって「メルカッツ生存」の情報を伝えている。

バウンスゴール大将
軍幹部・高級将校 データ

ルジアーナ造兵廠の長官。ミッターマイヤー艦隊の襲来を前に抵抗を試みる。デッシュに半数の艦艇を委ね、自らは基地と運命を共にした。重苦しそうな白人として描かれ、不思議にも最期まで手を後ろに組んでいた。

「これが私の最後の命令だ。行け、時間がない……」
「全対空砲火開け! 敵艦を一隻たりとも通すな !!」

デッシュ准将
軍幹部・高級将校

ルジアーナ造兵廠の指揮官。バウンスゴールの部下。上官に敵艦隊の接近を伝え、脱出を命ぜられた。多数の艦艇を率い、 50日の逃避行の末にヤン艦隊を目指す。司令官の決意に感銘を覚え、追撃を受けながらもそれらを撒いて無事ヤン艦隊へと辿り着いた。その後はアッテンボローやバクダッシュといった幕僚たちの一人にも加えられ、回廊の戦いでも奮戦。反包囲を喰らう場面もあったが、援護を得て辛うじて踏みとどまったようだ。

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