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旧銀河帝国/末期軍部

エーレンベルグ元帥
軍幹部・高級将校 データ

フリードリヒIV世時代の軍務尚書。門閥貴族の出身で、初老の保守主義者。事態が起こればそれを平穏に処理することを旨とする。クロプシュトック討伐時のミッターマイヤーによる一件に際してはブラウンシュバイクをも威圧して価値観や同情心に流されることなく公人として動くが、故人の遺族に復讐の機会を与えたり、ラインハルトを先鋒を任せて戦死させるようミュッケンベルガーに提案する事で金髪の小僧の始末を押しつけたりと、数々のゲスな動きをしていた。「あのくたばりぞこない」とその代表格から罵られるように、地位と性格が一致していないいい例かも知れない。狡猾な反面で、上層部に進出してきたラインハルトの本心を読めず「礼儀」の部分だけを認めるという最悪な対処をしてしまう。またイゼルローン要塞の難攻不落を信じ、その失陥を前に暫し呆然としていた。リップシュタット発生後は命令文書発送機能を押さえるためビッテンフェルトに踏み込まれると、さすがに時代の変化を認めざるを得ずこの無礼な青年に従っている。ちなみにトレードマークは片メガネ。

シュタインホフ元帥
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フリードリヒIV世時代の統帥本部総長。ヤンによるイゼルローン要塞失陥を誤報と疑い、リップシュタット発生後は踏み込まれ拘禁される。さして大きな活躍は見られなかった。

グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー元帥
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フリードリヒIV世時代の宇宙艦隊司令長官。代々軍人の伯爵家に次男として生まれ、士官学校を卒業して以来 35年の軍歴を誇る。高級軍人として完璧に近い履歴書を鼻先にぶら下げている人物で、堂々たる体躯と非の打ち所のない正しい姿勢を持っていた。その威風は皇帝をも凌ぐが、ラインハルト曰く「堂々たるだけ」。しかしその重圧感だけは、他のボンクラ貴族と一線を隔す何かが感じられよう。戦略面での功績は無いものの戦術面では優秀、幾度となく同盟を喰い止めてその武勲を知られる。退役後は貴族社会でも立場を得ようとフレーゲルと誼を結び、細かいトリックでラインハルトを陥れようと画策していたが、地位を退き軍務省を出るときには、すれ違うブラウンシュバイクには警告めいた言葉を残している。これもやはりラインハルト時代来たるを予想してのことだろう、階段での敬礼シーンは小さな名場面のひとつ。ちなみに第 2次ティアマトで父を同盟に倒されており、恐らくは女でひとつで育ててくれたであろう母を敬愛、自らの艦にその名を与えていた。退役後の彼をラインハルトがどう処したのかは不明だが、フレーゲルと結ぶからには根っからの門閥貴族ではないと思われる。艦隊旗艦はヴィルヘルミナ

「そんな男は目障りだ、消えてもらう」

クラーゼン元帥
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フリードリヒIV世時代の幕僚総監。森の番人のような風貌の軍部重鎮。式典などで時折その姿を見掛ける。

ラムスドルフ上級大将
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フリードリヒIV世時代の近衛兵総監。アスターテ戦勝後におこなわれた、ラインハルトへの元帥杖授与式にその姿がある。

クラーマー大将
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フリードリヒIV世時代の憲兵総監。ラインハルトへの元帥杖授与式に参加、その後はオッペンハイマーにその座を譲ったものと思われる。

オッペンハイマー大将
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フリードリヒIV世時代の憲兵総監。恐らくはクラーマーの後任と思われる。伯爵の地位を持ち、ラインハルトを前に「リッテンハイムの縁に連なる為やむなく貴族連合軍に与していた」とうそぶいて地位を確保する。盟約そのものに参加していなかったことが身を救ったが、新たな支配者を前に絵画を贈ったことにより現行犯逮捕されてしまった。容疑は贈収賄。「シュトライトは赦されたではないか」と叫ぶ彼に、ラインハルトは「卿には惜しむべき何物もない」と一喝している。

アントン・フィルマー・フォン・シャフト技術大将
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フリードリヒIV世からエルウィン・ヨーゼフII世にかけての科学技術総監。工学博士・哲学博士号を持つ科学屋にして、政治的野心も満々な技術将校。「ビアホールの主人」を思わせる風貌の持ち主で、研究開発能力の高さと出世欲によってここまで伸し上がる。部門内に張り巡らせた人脈が強く、この事がラインハルトにとって彼を更迭できない理由となっていた。しかし指向性ゼッフル粒子以外さしたる実績もなく、ラインハルト時代を前に地歩を確立せんとガイエスブルグ要塞による作戦を提案、「軍事科学者として元帥号を得る」という野心に任せてそのプランを披露するが、フェザーンとの連携によって計画を持ち込んだことが逆に汚点となり、更にケンプが失敗するに到りルビンスキーからも見放され逮捕されてしまった。軍事機密漏洩、贈収賄などが主な容疑となる。

グライフス大将
軍幹部・高級将校

【ちょっと待ってね】
・ヴァンフリート時の総参謀長。

シュムーデ提督
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カストロプ討伐に赴いた提督。アスターテと同時期に派遣されるが、完膚無きまでに敗北する。原作では強引に着陸したところを、アニメ版ではアルテミスの首飾りによって艦隊は全滅した。司令官の彼もまた死亡している。リヒテンラーデからもその名が挙がる通り、そこそこ名の知れた指揮官だったようだ。

フォーゲル中将
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アスターテに参加した提督。中国ヒゲの持ち主。反ラインハルトのエルラッハ、シュターデン、ラインハルト認知派のメルカッツ、ファーレンハイトの間にあって、ずっとボーッとしていたような人物。先の二人と並んでラインハルトを罵った。艦隊旗艦はバッツマン

エルラッハ少将
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アスターテに参加した提督。シュターデンに次いで反ラインハルトの気質が強く、会戦に先立ってメルカッツたちと意見具申を行なう。ラインハルトの下で同盟の二個艦隊を撃破するが、肉薄するヤンを前に無謀な反転をやらかし戦死。その無様は、軽蔑する金髪の小僧をして「低能」と罵られた。戦略戦術ともに際立った才能は無いが、ラインハルトの元帥杖授与式の際ミュッケンベルガーがヤンを評して「エルラッハ少将を戦死させた男」とあるので、もしかしたら上官ウケは良い人物だったのかも知れない。死に顔すら映されない無碍な扱いだった。艦隊旗艦はハイデンハイム

「……構わん」

ゲルトベンガー少将
軍幹部・高級将校

事務所公認同人誌「EinBuschelStroh」に登場する、マイルフォーファーの義兄の上官。「姉夫婦の死とそれを指揮した上官の出世」に理不尽を感じたマイルフォーファーが、ゴールデンバウム王朝への反感を抱き、それをオーベルシュタインに打ち明けた。

ミヒャエル・ジギスムント・フォン・カイザーリング退役少将
軍幹部・高級将校

【ちょっと待ってね】
・かつてのカイザーリング艦隊の提督。
・カイザーリング男爵家の19代目当主。
・全ての事実が明るみとなったとき、彼の汚名はすすがれ、「実は古風だが格調ある騎士」として後の世に認知されるだろう。

クリストファー・フォン・バーゼル中将
軍幹部・高級将校

【ちょっと待ってね】
・麻薬の売人。
・アルレスハイム時は、後方主任参謀として補給部門の責任者を勤める。
・麻薬保持の容疑で参考人として呼ばれるが、カイザーリングによって救われる。
・退役後はある星間輸送船の経営陣に加わる。

「ブタは人間に喰われる為に存在しているのであって、人間を喰う為に生きてはいない!」

プフェンダー参謀長
軍幹部・高級将校

グリンメルスハウゼン艦隊の参謀長。老提督の傍らにあって、金髪の小僧の噂を上官に告げて彼への敵意を煽っていた。ラインハルトの作戦案をよく考えもせず却下しているが、ボケ老人が司令官ではこの将校も忙しかったことだろう。実質的にグリンメルスハウゼン艦隊の司令官は彼。

ヘルマン・フォン・リューネブルク准将
軍幹部・高級将校

かつてのローゼンリッター連隊長。帝国への逆亡命を果たした後はグリンメルスハウゼンの陸戦部隊の指揮官。ヴァンフリートに際し、ラインハルトが申し出た地上偵察を専門家の立場から実行に移した。艦隊にあって唯一ラインハルトの能力を認め、彼を幕僚に加えたいと口にしている。明らかな演出癖があり、決闘趣味も旺盛、同盟時代の部下たちをみつけては「青二才が」と罵りながら斬りつけていた。辺境でのこの作戦を勝ち抜いた後はオーディンに戻るが、力ずくで手に入れた妻・エリザベートによって運命を狂わされることに。パーティの席でラインハルトと睨み合い、その直後にはオフレッサーに恫喝を受けると、ある「噂」によって更に周囲は悪化した。これは「彼の姓は母方のもので父はゴールデンバウム家に連なる帝室の一門である」というもので、後援のファルテンベルクからも見限られると、妻は兄殺しの罪で逮捕。戦場にあって何も知らない彼に死の機会を与えようと、ミュッケンベルガーは彼にローゼンリッター撃退を命じている。かつては連隊内のトーナメントでシェーンコップを破った事もあったが、数年ぶりの一騎打ちに敗れ死亡した。とにかく他人を見下す事の得意な男で、きっと友達なんか一人もいなかったに違いない。キルヒアイスの未来の人事では、「敵に回せばやっかいだが、味方にすればもっと始末が悪い」とあった。

ツィンマーマン中佐
副官・補佐官・侍従

ミュッケンベルガーの副官。40日で更迭され閑職に回された前任者の後を引き継ぐが、自分自身の地位を気に掛ける余り萎縮しがち。上官の宮廷における地位を考えるどころではなかった。

ホルスト・シューラー中佐
エース・ベテラン

撃墜王として知られるワルキューレのパイロット。ポプラン考案の三位一体攻撃を用い、バーミリオンでヤン艦隊のスパルタニアン部隊を翻弄した。個人としても 80機の撃墜数を誇る。いつかはケンプのように一個艦隊を任されることもあるのだろうか ?

カール・ゼッフル博士
技術者・技術士官

ゼッフル粒子の発明者。応用科学者として、惑星規模の鉱物採掘や土木工事をおこなうため同物質を開発する。銃火器の一層の発展が予想される未来にあって、斧を持ってゴリゴリ戦う理由がこれ。身分や地位は不明だが、前線の軍人ではなかったようだ。軍事への転用はシャフト一派が関わる。様々な可能性を持つ引火ガスではあったが、ミノフスキー粒子並の便利屋にはなれなかった。「奪還者」で「艦の噴射で誘爆しないのか」と尋ねるクルーを同僚が「バカだな」と笑う場面があったが、すいません俺にも教えてください。兵士のライフルはダメで、艦のジェット噴射はいいの?

ハウプト中将
軍幹部・高級将校

フリードリヒIV世時代の軍務省の人事部長。「灰色の軍官僚」だが、それ故ラインハルトには敵意を抱いていない。ヴァンフリート後、昇進を見送られたキルヒアイスの処遇に対して詰め寄った。本来は大尉クラスの昇進などは部下の第三課長の管轄にあるもので、彼にとっては迷惑な話である。遂には「少佐にしてやってもいい」との返答を得るが、それは「ラインハルトの副官にしておくことはできない」という内容とのセットだった。金髪と赤毛の二人が、いつも一緒の部署に配属される特権に「いい加減にしろ」との本音を抱いている。アニメ版では意外と男前、気鋭風の人物だった。

アーベントロート少将
軍幹部・高級将校

統帥本部作戦三課の軍官僚。レンネンカンプを通じ、ラインハルトにヘルクスハイマー追跡の命令を伝える。事態の裏を察したレンネンカンプは命令の根源を尋ねるが、「それは聞かんでくれ」と返して逃げおおせた。

グロッテンベルク少将
軍幹部・高級将校

事務所公認同人誌「後フェザーン事件」に登場する提督。A=3星域会戦に参加、左翼を受け持つも、このとき少将は指揮に携わっていない。

レーム准将
軍幹部・高級将校

事務所公認同人誌「後フェザーン事件」に登場する指揮官。グロッテンベルク艦隊の参謀格。A=3星域会戦に参加、艦隊を預かる。

???・フォン・アーレンタール憲兵准将
軍幹部・高級将校

事務所公認同人誌「後フェザーン事件」に登場する、イゼルローン駐留艦隊の憲兵。後フェザーン事件に際し、ロイエンタールを尋問する。実は、かつて彼が関わった決闘相手の叔父にあたる。

ハインツ・フォン・シュバルツコップ大佐
中級司令官・艦長

事務所公認同人誌「後フェザーン事件」に登場する、イゼルローン要塞の補給部長。マルクワルドとつるみ、軍物資にまつわる不正行為に関与する。

マルクワルド少佐
副官・補佐官・侍従

事務所公認同人誌「後フェザーン事件」に登場する、イゼルローン配属の士官。リュドヴィッツ伯爵の一門。軍内部で行なわれる悪事に関与するが、イルゼ・シュタウファーの抵抗に遭い射殺される。撃ったブラスターはロイエンタールのものだった。

ベンドリング少佐
特務兵・工作員

【ちょっと待ってね】
・統帥本部作戦三課にあって、アーベントロートの部下。
・男爵家の三男坊。
・作戦におけるラインハルトの目付け役。
・フェザーン人を非難する。
・航海計算にも強い。
・意外と情に厚く人道主義者。

ザウコプ
技術者・技術士官

事務所公認同人誌「宇宙戦艦ブリュンヒルトに関する考察」に登場する名称。ブリュンヒルト搭載の「ザウコプ式ラムジェット」にその名前を見ることができる。

ノルデン
技術者・技術士官

事務所公認同人誌「宇宙戦艦ブリュンヒルトに関する考察」に登場する名称。ブリュンヒルト搭載の「ノルデン式核融合缶」にその名前を見ることができる。

マイバッハ・チェレンコフ
技術者・技術士官

事務所公認同人誌「宇宙戦艦ブリュンヒルトに関する考察」に登場する名称。ブリュンヒルト搭載の「マイバッハ・チェレンコフ式跳躍航法機関」にその名前を見ることができる。

クルップ
技術者・技術士官

事務所公認同人誌「宇宙戦艦ブリュンヒルトに関する考察」に登場する名称。ブリュンヒルト搭載の「クルップ式レールキャノン」にその名前を見ることができる。

ゲアハルト・フォン・シュテーガー校長
学者・教師・歴史家

【ちょっと待ってね】
・幼年学校の校長。

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