No.157 は、鶴瓶・上岡のオチャメなイタズラが展開。「CM にいくタイミングを与えず、今日は CM なし、オープニングの曲を流したままエンディングを迎える」ことを試みつつ、「俳優の手の位置の自然・不自然」、「モノレール遅刻に怒る〜駅長室に殴り込む人々」、無免許のコワイおっちゃんなど、免許センターで出会った珍受験者たちとのふれあいを語った。ラストは、いよいよ合格発表。免許センターの事務室へ一人だけ呼び出された鶴瓶ちゃんが、センター長に言われた一言とは。
(上岡さんにずーっと話を聞いてほしい)――「ずーっと聞いてくれますか? … 24 時間そばで。手枕して。"今日はこんなんあってなあ…" とか言うて」
(電車遅刻で駅長室に殴り込む人々・その 1)――「鹿児島のオッサンや。最初から怒っとんねん。バーッと開けて。… "子供産むねんぞ ?! " とか言うてはんねん。怒ってるからもう何言うてんにゃわからへん。…"オッサン子供産むのんかー" って思もたんや」
(電車遅刻で駅長室に殴り込む人々・その 2)――「次のオッサンが何やワケのわからんヤカラみたいなオッサンで… "おいっ !! コメのことでなあ !! " …なんかコメのことで福岡へ帰るオッサンですわ。ややこしいでこのオッサンも。みなゴチャが入ってきますねえアレ」
(電車遅刻で駅長室に殴り込む人々・その 3)――「このオッサン、僕らよりも怒ってはるんです。"どうするんじゃーっ ?! " とか言うて。このオッサン何で怒ってんねやろと思って。みんな見ますでしょ。オマエの怒ってるの何や聞こうと思ったら、"この三百円はどこで戻してくれんねんッ!! " …駅長さんポケットから "自分が払います" って…」
(一緒に本検落第した人)――「オトナしい、穏和な顔の子や。海野さんいう子。お父さんマスオさんいうねんて。マジやでホンマに。ようサザエさんいうて電話掛かってくんねんって、笑ろてる場合やない、落っとんでソレ」
(言葉の軌道修正)――「一番に行って、一番に帰りたかったんや。昔からいうやないですか。朝起きは三文の……誰や訂正したん ?! ……いやいや、"朝起きは早いほうがええなあ"って昔から言うじゃないですか」
(本検の合否やいかに ?!)――「 6206 番の方! 二階の事務局まで来てください! って言うから、あっ、鶴瓶さんやと。ウォー! って、十戒みたいに "俺や俺や、どうもどうも、行ってきます! " ……」 , 「 " 6206 番ですけど? " って言うたら、"あっ、どうもどうも。えー、次回のポイントをちゃんと把握して…"… "どういうことですか ?! " …ハッキリ言うて、落ちたんや! …くやしい !!」
(オープニングで流れる音楽に挑む)――「これエンドレスやないでしょう。どっかで終わるわけでしょう。いっぺんこの音楽が終わるまで喋ってようか?」
(手の位置)――「漫才でもね、手の位置が一番難しい。せやからドラマ観ててもね、下手な役者みてください。必ずポケットへ手ェ入れてるか、小道具もってますよ」
(フイルムの色が悪い)――「コマーシャルって面白いのは、二流のスポンサーの画質は必ず二流やろ?」
(アサヒビールの CM に出る榎木孝明)――「あの人を知ってる人は、ワッと思うけど、僕ら知らんかったから。"なんやこのコマーシャル…。どこやねんこれは。ああ、きっとこれはサンガリアか何かやな"と思ったんや」
(どうしようもないのが免許を取って困ってます)――「路上検定やってるときに、周りの車は気ィ付けたらなイカンにゃなあ。僕らあんなん見たらもう、これ見よがしにガンガン入ったんねん。試練やないかそんなもん」 , 「いま何万人が免許持ってる思もとんねん迷惑な !! これ以上とられてどうすんねん日本は !! できるだけ落としたるために、見つけたら割り込んだんねん !!」 , 「 "難しい" いうても、ようけ通ってきてるやないか。もっと難しいせえ、もっと。百人受けて一人しか通らんようにせえ。司法試験とおんなじぐらいにしてまえ。通ったら新聞に載るぐらいにしてもうたらええねん」
鶴瓶「飛行機が待ってくれると思ってね
ほんで行ったんや。
行ったのに、飛ばなかったということは――」
上岡「………。
音楽なくなってもうた」
鶴瓶「そんなもん関係あれへんがな !!
今日は CM いけへんってアンタが言うてたのに
何を不安そうな目してんねん !!」
上岡「…… (^^) 」
鶴瓶「アホちゃうかっ !!」
鶴瓶「せやけどコワイおっちゃんも来てまっせ。
"鶴瓶鶴瓶っ! " ――」
上岡「あんな人でも免許いるの?
あれ免許は別にイレズミあっても取れんにゃろ?」
鶴瓶「取れんねん。
"鶴瓶、オマエ免許もってないんか ?! " って言うから
"はい、持ってないんです。お兄さんもそうですか? "
"いやあ、持ってないねん。三十五年なあ
無免許でずっと乗っとんねんけどなあ……"
――アカンアカン !!」
上岡「エライよ」
鶴瓶「 "今日も車で来た" って言うから "アホオ !! " って」
上岡「そんなんな? もうやったらどうや。
三十年も免許無しで乗ってんにゃろ?
せやから公団でも二十回落ちたら
優先で入れるっちゅうのあったやん。
それと一緒で、二十年無免許で無事故だったら
もう優先的にやる――と」
鶴瓶「アホなこと言いなそんなもん !!」
上岡「なんで! 免許とってガチャーンぶつけてるヤツより
二十年無事故で乗ってる無事故のヤツのほうが
よっぽど立派やないかい !!」
鶴瓶「…あのなあ !! 立派やないわっ !!」
鶴瓶「そのオッチャンおかしい。
子供はケガの治りが早いので
子供を轢いてもそのまま放っておいたほうがよい
オッチャン、"そんなんは放っといたほうがええなあ! "
"それギャグで言うてはるんでしょう ?! "
"ギャグちゃうがなー" … "アカンでそれー! " って」
上岡「でもなあ、子供とおばあちゃんの二人で
どっちか轢かなイカンにゃったらどっち轢くにゃろ」
鶴瓶「そらまあ……」
上岡「おばあちゃんやろなあ」
鶴瓶「あのなあ !! …轢かへん轢かへん !!」
鶴瓶「今週のふるさと小包は、静岡県は
沖津郵便局から日本栄養食品株式会社の
駿河三昧!」
上岡「駿河三昧! よう 【駿河】 なんて難しい字よめるなあ!」
鶴瓶「…俺の名前や」
上岡「 "シュンカワ" とは読まなんだか?」
鶴瓶「俺の本名や !!
――オレ今日、"概ね" いう字読まれへんかってん」
上岡「どんな字、"概ね" って」
鶴瓶「ほれ、木ィ書いて、既成概念の既いうの…」
上岡「ああ、概な」
鶴瓶「概って書くでしょう。あれ "おおむね" って読むんですね」
上岡「 "おおむね" やね」
鶴瓶「俺ずっと "あのね" かな? と
"あのね" では可愛いですやん。
概ね(あのね)交差点で――」
上岡「 (^^) ……」
1990年1月 |
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1990年2月 |
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1990年3月 |
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1990年5月 |
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1990年6月 |
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1990年7月 |
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1990年8月 |
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1990年9月 |
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1990年11月 |
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