パペポの最終回予想

鶴瓶「この番組が、もう最後じゃないですか。
来年の三月で。――最後は泣きましょうよ。
喋ってる最中にグーッと嗚咽がきて
"うっ……師匠ーっ !! "
"鶴瓶ちゃーん !! " いうて――」

上岡「ははは……。抱き合うの？」

鶴瓶「抱き合うという。
そんなんあんまり無いですね？」

上岡「無いですねえ……」

大阪体育大学の有名な OB "幹てつや"

上岡「今までここ出た中で、有名なんは上原。
ね、これもう最高やんね。ほか居てんの？」

鶴瓶「誰？ 誰……？」

学生「幹てつや」

鶴瓶「 "みきてつや" や」

上岡「へっ？ ……誰？」

鶴瓶「思わず "みきてつや" 言うたけど。
"みきてつや" って何する人やのん」

学生「『ボキャブラ』 とか出てる――」

鶴瓶「ああ、ああ !! 三枝にいさんの弟子や！」

上岡「タレントかいな」

鶴瓶「どっかで聞いたな思もてん。
……それかいなっ ?! 何の関係あんねんアレ !!
なんで体育大学やねん !!」

天井から来た宮本

鶴瓶「ボクが集めて、ボクが同窓会してですよ。
なかに来ないヤツが一人……ホレ、あの……
宮本いうてねえ。
修学旅行のときに、天井から落ちたヤツいてまんねん」

上岡「ああ、ああ、いてるねえ」

鶴瓶「有名でしょ、アレ」

上岡「天井裏這うて行ってね」

鶴瓶「そうそう。俺と宮本と――ボクは男子校でしたから。
　二つぐらい向こうのところに女子校が来てたんですよ。
　ほんで、 "オーイ！ " 言うて。
　で、俺んトコ来て。 "女来とる！ " 言うから。
"どこにおんねん！ " 言うから "二つ向こうや" 言うし。
　で、向こうの先生がいっぱい来てはるし。
　男子校って、女子を見たいんですよね。
　別に変なことするワケじゃなく。ほんなら
"先生向こうに行ってはるから、見たれへん？ " 言うたら
　もう天井ブチ抜いとったんですよ。
　で、国民宿舎ですから、梁と天井までが大分あって、
　そいで、そこへバーン飛び乗って
　二人でずーっと行ったんですよ。ずーっと。
　ほんで、三つ目ぐらいの下に
　女の子の声が聞こえたんですよ。
　んで、足でこうキュッと板を開けたら、
　下で女の子がトランプしとるんですよ。
　別に、着替えてるワケじゃないですよ？
　トレパンみたい足で、トランプしてるんですよ」

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「それを二人でこう眺めてて
"宮本、オイ帰ろうか？ " って言うたら
　宮本が "手ェだるい" と。真っ暗やしね？
　もうこんな頭しとんねん。キューッ（ツッパリ）って。
　で、 "アカンアカン" と。
　で、 "とにかく帰らなアカン" 言うて
"ちょっと待ってくれ" と。 "ホコリで手ェ滑んねん" 言うから
　( 諭すように）"アカンで？ " と。
"どっか持つトコ無いのか？ " 言うても "分かれへん" と。
"今手ェ放したらアカン、ヤバイ" とか言うて。
"ほんなら、もうちょっと待ったるけど、無いんかい？ "
"もう真っ暗で分かれへんねや！ もう……
　ホコリで手ェ滑るわァ！ " 言うから
"もうアカン、ジッとしとけ！ " って
"イタイタイ！ イタイタイ！ " って言いだしたんや。
"イタイ、イタイイタァ……ああ……お先！ " って
　バーン落ちよったんや！」

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「ドォーン！ やで !? …こんな（ツッパリの）ヤツ。
そらビックリするがな。
この子らトランプしてるところにこんなヤンキーが
ガーッ落ちて来たら。 "ギャアアアアア !! " なってるやんか。
俺もう下みてたら、アホやで……。
戸を開けてバーッと出ていったらええのに
落ちたトコにガーッと帰ろうとしとんねん」

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「ほんで、上がって来よったんですよ。
グーッ、引きずり上げて、
ほんなら太股をベニヤでバシィーッ切って。
ほんで今度、帰り速いやんか。俺がグーッと
引きずり上げたらシューッ…って （スイスイと退散） 」

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「点呼や。十時ぐらいやから。
　で、 "寝ェッ！ " 言うて寝かしたんですよ。
　それで、十分くらいしたら先生が。
　バッと開けて来はったんですよ。真っ暗ン中。
　みんな布団かぶって。……ここ血だらけや。
　後で何針か縫うたんですよ。
　そいで、旅館の浴衣でキューッ止めて。
　んで、全部、かぶって。ほいで、グーッっ寝て、四人で。
　バーッと寝てたんですよ。
　そしたら先生がバーッと開けて。
"駿河 !! 出て来い !! " ……俺、本名駿河なんですよね。
"駿河 !! 出て来い！ " って言わはったんですよ。
　で、俺は天井におったやん。
"宮本出て来い" やったら分かるやんか？
　で、後で分かったんやけど、宮本、俺のトレパン履いてて。
　俺ケツに "駿河" って書いてたんですよ。
　ほいで、あの女の子たちが、"駿河" って読んで
　探しに先生のトコ言いに行かはったんですよ。
　そいで――
"三つ目の部屋で、 "人間が落ちた" 言うたはる" と。
"今ならまだ間に合う" って言わはったんですよ。
　ほんでもう俺、ゲラやんか？
　もう、オッカシかったんですよ。ほんなら
　隣で手ェ握ってたんですよ。
　隣で "うぉ…うぁ…" って、言うてるんですよ。痛いから。
"うぅぅぅ……" 手、クゥーッ握って "うぁぁ……" て。
　ほんなら、 "電気点けるぞー？ "
"俺は点ける言うたら点ける" 言うて。で、点けて。
"関係ない者には悪いけどなー、顔を見さして貰うぞー？ "
　で、こっちから、（掛け布団をめくって）"違うー" 。

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「みんな寝てないんですよ？
"関係ない者には悪いけどなー、顔を見さして貰うぞー？ "
"違うー" 次、宮本や。
"関係ない者には悪いけどなー、見さして貰うぞー？ "
"………。違うー"
　こんな顔… (~Д~) …してるんですよ ?!」

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「コントやん！ こんなんが寝てるように見えるん ?!
　――俺が手ェ握ってんねんもん。で、バッ起きていって。
"何かあったんですかー" って言うたら。
　ほんなら俺をクゥーッ見て
"しらこいなあ ワレェ ?! " 言うたんですよ。
　怖っわい先生や。 "しらこいなワレ" ですよ？
　教育者が言う言葉じゃないですよ。
"しらこいなぁ ワレェ ?! お前……三つ目の部屋で
　人間落ちた言うたるやないかい！ ……お前や！ "
　って言うから、 "知りません" と。
"お前や！ " ―― "知りません"
"ほんだら頭のクモの巣は何やァァッ !! " 言うたんですよ。
　クーッと、クモの巣取って。 "知りませーん"

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「ほんなら後ろから宮本が… (~Д~) "痛い !! 痛い !! " 」

上岡「それでバレたんや… (^^) 」

高校時代の大喧嘩〜桃ヶ池の戦い・後日談

鶴瓶「みんなもう、高校一、二年ぐらいやったら
アレやんか。警察で、取調室で座らされたら
もう、ビビるやんか。警察にちょっとでも
印象ええようにしようと思うやん！ 」

上岡「うんうん」

鶴瓶「警察に "来ーい！ " いうて
　中谷いうんですけど
"調書とる" って言われたら
"僕はもう、友達が多くって、
　すごくあああ…明るい人間です" って言うから
"それは長所短所のチョウショじゃーっ !! " 」

上岡「 (^^) ……」