鶴瓶・上岡パペポTV
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PAPEPO FOREVER

What's PAPEPO
『鶴瓶・上岡パペポTV』とは、1987年4月14日から1998年3月31日にかけて、よみうりテレビ制作(日テレ系列)で放送されたトークバラエティ。昨今のお笑い番組に見られるような騒々しいテロップが一切無く、素材をそのまま切り出したような造りが特徴。今なお多くのファンが存在する。
笑福亭鶴瓶
1951年生まれ。六代目松鶴の十一番弟子として落語家デビュー。実体験を基にした鶴瓶噺には定評があり、ラジオパーソナリティ時代以来の根強いファンが多い。若手芸人のようないじられキャラから、映画俳優までこなすマルチタレント。ベーさん、ベー師匠の愛称で親しまれている。
上岡龍太郎
1942年生まれ。漫画トリオのメンバーとして漫才師デビュー。後年のファンからは『探偵!ナイトスクープ』の初代局長として知られる。切れ味鋭い毒舌家ながら、愛嬌のあるキャラクターが愛された。2000年をもって芸能界を引退。占い師・心霊にまつわるエピソードは今もって語り草。
No.362
1994/07/01

痴呆症

No.362 は、スポーツにまつわるトークから。「マラソンはなぜ42.195キロになったのか」、「江川さんとゴルフに行ったら」、「皇居の周りをジョギング中にて・抜かれたら腹立ちませんか」、「脂肪の燃やし方」、「ゴルフのカートについて」。中盤からは、老いと痴呆症について。「余生はどう過ごす?」、そして、母の入院する病院で出会ったおばあちゃんの、奇想天外な言葉いろいろ。オカンを「妹さんですね」と言ってみたり、痴呆の方との付き合い方を考えさせられるパペポとなった。

今日の鶴瓶噺

(さっそく言い間違い)――「俺べつにオモロイこと言おうと思もてませんよ ?! なんでエリザベス女王が出てこんと、エベレスト女王って…高い女王やなあ !!」

(サウナスーツ)――「 5 メートルぐらいしか歩かれへんねん。挿されたアイロンみたいなもんや。イライラしてもうて。あきまへんで、あんなもんは!」

(痴呆のおばあちゃんとお話を)――「 "おばあちゃんはお幾つですか? " って言うたら、"私は幾つに見えます? " … "75 ぐらいですか? " … "77ですねん" …ここまではマトモでしょ。"おたくお幾つです? "って言わはるから "幾つに見えます? " … "赤い服着てるから若こ見えるわー。 60? " ………。」

(さらにお話を)――「 "ちゃいますがな、その人、妹さんでしょ? " ………。だから、その人は、僕の母親を僕の妹やと思もてる。オカンは頭ハッキリしてるから、酸素吸入しながらワーッと笑ろてるんです。ああオカン元気なったあ思もてねえ…」

(もっとお話を)――「 "私は免許持ってないから動かすことできへんねんけどね、アレですねん" ………。そこに停まってる病院の車。物凄い面白いですよ、喋ってたら」 , 「 "ほんならおばあちゃん、僕も借りていいですか" って言うたら、"おお、いつでも乗っていってー" って言うてはるから、"ひとつ乗らしていただきます"と」

今日の上岡語録

(カテゴライズできないタレント)――「もう野球界では誰も口きいてくれへんやろ? 関西のお笑い人も板東英二あきたやん。せやから誰も喋らへん!」

(0.195 キロの意味)――「確か、高石ともやが言うてたと思うんですが、"フルマラソンは 42 キロでゴールです。あとの 0.195 キロは、ゴールのテープの幅だから感動して走りなさい"と」

(幸せは自分の心が決める)――「自分の心で決める幸せはイイですよ。相対的な幸せではない、何かと比べた幸せではない、絶対的な幸せというのはあるんですよ。他人から見たらホンマに幸せか ? っていうようなことでも、本人は幸せです !! っていうことがあるんですよ。それはあるでしょうが、ナカナカ無い」

(ドラフト廃止論)――「ドラフトになってからスターが生まれてないもん。ドラフト以後のスターは掛布雅之だけでしょう」

(痴呆になるのが老人です)――「昔は年寄りっちゅうのは、おんなじこと言うもんや、ボケるもんやっちゅうのが年寄りやったんや。それを今は病気やと言うてまうでしょう。アレはイカンなあ」

(ボケ老人の記憶)――「ボケ老人がいてんねんから、ちゃんとツッコミ老人もいてなアカン。ちゃーんとツッコんだらな。"それは違う、おばあちゃんもっぺん考ええ"と。方向修正してやらな」

(とある知人の家庭)――「家に嫁はんと母親がいてると、いっつもボヤくねん。"うちのお義母さん、家にいてたらいっつも同じ話ばっかりすんねん !! "……っていう話ばっかりしよんねん。お前もやっちゅうのがワカランのか、と」

マラソンという名称の由来

鶴瓶「マラトンという人が」

上岡「…マラトンという人 ?!」

鶴瓶「その、なんか昔の話で――」

上岡「マラトンという人が、どこへ走った?」

鶴瓶「どっかから、なんやいう人のとこへ届けはったんやね」

上岡「…それでマラソンいうんか。
あっ、人の名前かいな!

鶴瓶「そうやがな! …アレ何の名前?」

上岡「僕はまたあの、マラトンという野原で戦いがあって。
そのマラトンの野から走り出したのかなと…」

鶴瓶「そっちのが正しいわ」

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「うはははは !!
ヤラシイ人やな! とめてくれたらええのにっ !!

THEME SONG : GIVE IT UP / CUT'N'MOVE

BEGINNING DIALOG : 「どうもどうも、いやいや、あのー、ルマ…ルマちゃう」

ENDING LETTER : 銀行の見本に "駿河太郎" の名が !!

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